ミハイル・リフィッツは今夜、武蔵野市民文化会館でリサイタルを予定している。
ミハイル・リフィッツ(Michail Lifits、1982年〜)はウズベキスタン出身のピアニストで、16歳のときからドイツ、ハノーファーに移住。Wikipedia で見るとコンクールの受賞歴がすごい?。
2003年 ティドーネ国際音楽コンクール優勝
2004年 トレヴィーゾ国際ピアノコンクール優勝
2006年 アントニオ・ナポリターノ国際ピアノコンクール優勝
2006年 リナ・サラ・ガラ国際ピアノコンクール優勝
2009年 ブゾーニ国際ピアノコンクール優勝
2009年 アメリカ ヒルトンヘッド国際ピアノコンクール優勝
ブゾーニ以外のコンクールは初めて聞く名前なので、レベルは分からないが…。
プロフィールは本人の公式サイト(↓)に詳しい。室内楽にも力を入れていて、2016年にはヴァイオリニスト Vilde Frang とともにツアーを行い、日本にも来ているようだ。
✏️Michail Lifits 公式サイト/BIO
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公式サイトの SCHEDULE を見ると、3月23日にカーネギーホールで同じプログラムをやっている。今回は、台湾・中国のあとに日本各地をツアーしている。
4月15日の京都福知山から始まって、広島、浜松、名古屋、東京、そして今日の武蔵野。シューベルトの代わりにモーツァルト、ラフマニノフというプログラムもあるようだ。
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で、いくつか聴いてみた。まずは、プログラムにもあるショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ 第24番」。
♪ Michail Lifits plays Shostakovich: Prelude and Fugue in D minor, op. 87 No. 24
初めて聴く曲なのでよく分からないが、わりといい感じだなぁと途中まで聴いていたのだが、なんとなく面白くない。音はきれいに響くが、逆にいうとそれだけ? ペダルもちょっと多すぎるような気がする。
YouTube が選んだ「次の動画」が同じ曲だったので聴いてみた。
♪ Daniil Trifonov plays Shostakovich: Prelude and Fugue in D Minor no. 24
あ!なるほど、こういう曲だよね…という感じ。リフィッツには申し訳ないが、私の好みで言えばこのトリフォノフの演奏の方がいい。
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次に聴いたのがモーツァルト。これもあまり聴いたことのない曲だ。
♪ MICHAIL LIFITS PLAYS MOZART: 9 Variations on a Minuet by Duport, K.573
クリアな(やや硬質の…)音質で、いいかも知れないと思いながら聴くのだが、何かもう一つ物足りなさを感じる。ショスタコーヴィチよりは、モーツァルトの方がこのピアニストは合っているような気はするのだが…。
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プログラムにあるシューベルト(D894)を聴きたくて、NAXOS を探したら CD があったので聴いてみた。これは、残念ながら私の好みとは少し違うようだ。演奏として悪くはないと思うので、好みの問題だとは思うが…。
…で、今回は私の「お気に入りピアニスト」候補には入らず、ということで…。
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