2016年8月26日金曜日

ねもねも舎主催公演第2弾は武満徹×高橋アキ!♪

ねもねも舎主催公演の第2弾がやっと発表された。





なんと「武満徹×高橋アキ」!♪

前回のカバッソさんのこと(↓)もあるので、日本人にはあまり知られてないヨーロッパのピアニストかな?と勝手に想像していたので、ちょっと意表をつかれた。


…が、今年が武満徹の没後20年で、ほぼすべてのピアノ独奏作品を揃えて、それを高橋アキさんが弾いて、しかも池辺晋一郎さんとのトークもある。…と読んでいくうちに、なるほど!さすがねもねも舎!という気になってきた。目の付け所が…♪


会場:世田谷美術館 講堂
日付:2016年12月18日(日)
開場:13時30分 開演:14時00分
出演:高橋アキ(ピアノ)、池辺晋一郎(トークゲスト)
料金:全席自由 4,300円
9月4日(日)午前10時発売!


「演奏曲目」(↓)を見ると、武満徹のピアノ作品というのはそれほど多くない、というのが意外であった。いくつかの曲は聴いたことがあるはずだが、タイトルを知っているだけの曲もあるかもしれない。

  1. リタニ ― マイケル・ヴァイナーの追憶に ― [1950/1989]
  2. 遮られない休息 [1952/1959]
  3. こどものためのピアノ小品[1978]
  4. ロマンス [1948-1949]
  5. ピアノディスタンス [1961]
  6. フォー・アウェイ [1973]
  7. 閉じた眼 ― 瀧口修造の追憶に ― [1979]
  8. 雨の樹素描 [1982]
  9. 閉じた眼II [1989]
  10. 雨の樹素描II ― オリヴィエ・メシアンの追憶に ― [1992]
  11. ピアニストのためのコロナ [1962]

以前《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》に曲を集めていたときは、「こどものためのピアノ小品」と「ロマンス」が気に入ったようだ。


高橋アキさんは、一度はナマで聴いてみたいと思っていたピアニストの一人である。

たまたま、先月『パルランド 私のピアノ人生』という本を読んだばかりなので、なんとなく親近感が増していたところだ。

面白かったので、3つも記事(↓)を書いている…(^^;)。





この本の中に、武満徹さんもちょっと登場する。この読書メモのところに、つぎのような会話が出てくる。


武満(徹):最初の音楽的なことやマテリアルについては、ある程度は五線譜の上で考えますよ。けれども、その後はヴァイオリンならヴァイオリンの響きでもって考えたいし、それが遠くから聞こえるとか、近くで聞こえるとか、そういうふうに考えていくんですよ。

高橋:あっ、それは演奏する方としても感じます。遠近の感覚や、触覚で触っていくような感じが、最初はわからなくても、弾いていくうちにだんだんと見えてくるんです。それが武満さんの音楽の独特さに思えます。


短い会話だが、武満徹の音楽の秘密といったものが、とても音楽的?に語られていて、印象深かった部分だ。

こんな雰囲気の感じられる演奏が聴けると嬉しいと思う。


…ということで、これはもう聴きに行くしかないだろう…(^^)♪



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