パラパラと拾い読みをしてみると、"Piano Qigong"(ピアノ気功)などという、ちょっと怪しげなページもあるが、そんなヘンなサイトではないようだ。
やっているのは Andrew Eales という英国のピアニスト/ピアノ教師/ライターの人。寄稿者も何人かいる。
このサイトは "ABRSM Exams"(英国王立音楽検定)を調べていて見つけたのだが、 Andrew Eales 氏のプロフィールに "ABRSM Professional Development Mentor panel" の一員とあるので、英国のピアノ界ではそれなりの人かも知れない。
サイトのネーミングから想像できるように、ちょっと精神主義、あるいは東洋的な匂いはする。例えば、
"Built around the metaphor of piano playing as a lifetime journey, Pianodao focuses on our musical and creative development while also considering our personal well-being."
(ピアノを弾くことを人生の旅路になぞらえ、音楽的・創造的な成長とともに人間の幸福も考えていく)
"Reflecting on what it means to be a pianist in today’s world."
(今日の世界でピアニストであることの意味を熟考する)
…といった言い回しなど。個人的には嫌いではない。
実際の記事を読むと、普通のピアノや音楽に関する記事である。
とくに、アンドラーシュ・シフやルカ(リュカ)・ドゥバルグを取り上げているのは、個人的には嬉しい。
この記事では、シフがピアノ演奏において「呼吸」が非常に重要であることを語っている。
ピアニストや弦楽器奏者は、演奏中、呼吸を忘れがちで、そのために余計な力が入ったり、手首などを痛めたりすることがある。歌手のように自然に呼吸をすることが極めて重要になる。…といった感じ。
✏️Why Lucas Debargue should be allowed to develop as an artist.
※追記@2023/04/24:なぜかリンク切れ?
この記事では、ルカくん(ルカ・ドゥバルグ)のコンクール後の状況に触れて、まだ十分に準備ができていない若者を引っ張り回すのはやめて、芸術家として成長する時間を与えるべきだ、といったことが書かれている。まったく同感だ。
…まぁ、具体的なテクニックとかではなく、ピアノに関するブログ的な記事が載っているサイトと思った方がいいのかも知れない。
しばらく付き合ってみようかと思っているが、英語なのでボチボチ・ペース、気が向いた記事があったら読むくらいかな…(^^;)。
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