何だ、オーストラリアへのデビューなのか…。えっ!?…世界中で演奏活動をしていると思っていたのだが、オーストラリアは初めてなのか…と二度ビックリである。
Sydney Symphony Orchestra(SSO)の来年、2017年のプログラムが発表されて、その中にアルゲリッチの名前があると書いてあるので、探してみたらちゃんとある。
元ダンナのシャルル・デュトワがSSOの指揮者を40年勤めていたとかで、アルゲリッチを指名したようだ。弾くのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番。シドニーのオペラハウスで6月29日から3日間。
ちょっと前に、シドニー国際ピアノコンクールを聴いて以来、何となく親近感を感じるようになったオーストラリアなので、ついでに他のプログラムもチェックしてみた。
SSOのページは何だか見にくい(すぐに "Subscribe" とか出てきて欲しい情報がすぐに見れない…)ので、探したらこんな記事(↓)を発見。
これによると、来シーズンはラフマニノフを特集するようだ。ピアノ協奏曲を全部やるらしいが、そのソリスト(↓)がなかなか興味深い。
第1番:ダニール・トリフォノフ
第2番:ジョージ・リー
第3番:ピアーズ・レイン
第4番:サイモン・テデスキ
トリフォノフは言うまでもなく、いま一番乗っているピアニストの一人。ちょっと前に、耳の炎症か何かでタングルウッドのステージを2つキャンセルしたのが気になるが、まあ来年なので大丈夫だろう。
ジョージ・リーは、昨年のチャイコフスキー・コンクールで2位になった若い(20歳になったかな?)ピアニスト。小柄(手も)だが、なかなか小気味好い演奏を聴かせてくれる。
ピアーズ・レイン(Piers Lane)はオーストラリアのピアニスト。今年のシドニー国際ピアノコンクールを大きく改革した立役者(↓)であり、審査委員長も勤めていた。演奏は聴いたことがないが…。
そして、面白いのがサイモン・テデスキ(Simon Tedeschi)。この人もオーストラリアのピアニストであるが、『シャイン』というアカデミー賞映画の「ピアニストの手」として出演した人だそうだ。
蛇足ながら、『シャイン』はオーストラリアのピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット(David Helfgott、1947年5月19日 - )がモデルとなっている有名な映画。
その他、エレーヌ・グリモーも、ブラームス、ドヴォルザーク、ベリオ、ラヴェル、リスト、ヤナーチェク、ドビュッシーなどを弾くようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿