2021年11月14日日曜日

Bach100: トリオ・ソナタ 第6番 BWV530 やはりトン・コープマン

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は「トリオ・ソナタ第6番 ト長調」BWV530。「6つのトリオ・ソナタ」というオルガン曲集の 6曲目。

オルガンの演奏の違いが少しずつ分かってきたかも? やはり定評のあるトン・コープマンの演奏はなかなかいい感じがする…(^^)♪


BWV530 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


この「6つのトリオ・ソナタ」というのは、「2つの独奏旋律楽器と通奏低音の3パート」をオルガンの「右手・左手・足鍵盤」に対応させるという、難易度の高いオルガン曲集。

バッハが、息子のヴィルヘルム・フリーデマンの音楽教育用に作曲したもの。

ヴァイオリン、フルートと通奏低音(チェンバロと、チェロまたはビオラ・ダ・ガンバ)などの組み合わせで、元々の「トリオ・ソナタ」として演奏されることも多い。

以上、出典は✏️6つのトリオ・ソナタ(Wikipedia)。


YouTube でいくつか聴いてみたが、一番いいと思ったのはトン・コープマンの演奏(↓)。1966年、ハンブルクの Jacobi-Kirche での演奏。

トリオ・ソナタ全6曲が入っていて、第6番は "1:01:15" から。



トン・コープマン(Ton Koopman、1944- )は、オランダのオルガン&チェンバロ奏者、指揮者として、世界的名声を獲得している。1979年(25歳)にアムステルダム・バロック管弦楽団を設立し、1992年にはアムステルダム・バロック合唱団を併設した。

コープマンのレパートリーは幅広く、チェンバロ&オルガン奏者としては、ルネサンスから古典派の作品を演奏し、アムステルダム・バロック管弦楽団・合唱団とは、バロックと古典作品を深く掘り下げ、指揮者としてモダン・オーケストラを振るときは、初期ロマン派の作品にも取り組んでいる。

以上、出典は下記。



2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロ(通奏低音)による演奏でも、いい感じの音源を見つけた ♪ 女性だけで編成されるブルック・ストリート・バンドによる 2010年の演奏。

こちらも、トリオ・ソナタ全 6曲の演奏が YouTube で聴ける。もしかすると、オルガンよりもこちらの編成の方が曲に合っているかも知れない…?

♪ Bach: Trio Sonatas(プレイリスト)


ブルック・ストリート・バンド(Brook Street Band)は、1996年にチェリスト Tatty Theo(タティー・テオ)を中心に、ロンドンで結成された古楽器アンサンブル。

ヘンデルの作品を中心に演奏活動を行なっている。名前の由来もヘンデルが住んでいたロンドンの通りから…。2003年に初めてリリースした CD もヘンデルの「水上の音楽」♪

このトリオ・ソナタの録音(↓ 2010年)は、ブルック・ストリート・バンドにとって初めての J.S.バッハの作品となる。


ブルック・ストリート・バンドの現在のメンバーは下記。

Rachel Harris – Violin
Kathryn Parry – Violin
Tatty Theo – Cello
Carolyn Gibley – Harpsichord

Lisete da Silva Bull – Flute/Recorder
Nicki Kennedy – Soprano



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