一昨日の記事(↓)に続いてのメモ。「その他」で書いた「音楽に関する知識を勉強する」を少し、具体的に考えてみた。楽典とか音楽史とか楽曲分析とか…。
今年もシジュウカラが来る季節に… |
「音楽に関する知識」といっても、基本的にはクラシックのピアノ音楽関連のつもり。…なので、とりあえず、音大のピアノ科のカリキュラムなどをネット検索してみた。
桐朋学園大学の✏️【大学】カリキュラム紹介で、詳しい資料(↓ PDF)を見つけた。
実にたくさんの科目(↓)がある。
音楽理論:概論
音楽理論:応用和声
音楽理論:分析
和声法
作曲法(演習)
芸術音楽
音の物理学・生理学
音楽療法
音楽史
鍵盤音楽史
音楽史各論
民族音楽、日本音楽
音楽学・古学
楽書購読:独・仏
スコア・リーディング 等
「芸術音楽」というのは、ロシア音楽、スペイン音楽、日本音楽とか、バレエ音楽、映画音楽、コンピュータ音楽など、テーマを絞った音楽の知識を学ぶようだ。
「音楽史各論」では、20世紀アンサンブル、管弦楽、室内楽、オペラ・オラトリオなどの楽曲別に講義があるようだ。「鍵盤音楽史」は別にある。
これを見て、勉強してみようかな?…と思ったのはこんな感じ(↓)。
- 音楽理論の基礎:楽典、楽曲形式など
- 和声法
- 楽曲分析
- 作曲法
- 鍵盤音楽史+音楽史
まぁ、このすべてを 1年で勉強できるとは思えないので、2〜3 科目?を選ぶのかな?
いまさら難しい教科書や本を読むつもりはないので、大雑把なところをネットを中心とした資料などでサラッとやるくらいになると思う。
「楽典」については、体系的に勉強したことはないので、これまで折に触れて(つまみ食い的に…)利用させて戴いていたサイト(↓)を読破してみようかと思っている。
✏️楽典.com(Takuya Shigeta)
✏️楽典 解説(Senzoku Online School)
ポピュラー系(DTM系)のサイト(↓)も面白そうだが、まぁ参考程度に見るかも…。
✏️新標準音楽理論入門(ミュージックプランツ)
和声法、楽曲分析、作曲法については、まだこれといったサイトは見つかっていない。
あと、この三つはお互いに関連していると思われるので、アプローチ(勉強)の仕方も含めて、もう少し考えてみようと思っている。
例えば、作曲をするために和声法や楽曲に関する知識を学ぶのと、楽曲分析をするために和声法や作曲理論を学ぶのとでは、たぶんアプローチが異なるような気がするので…。
…と書きながら、チラホラ見ていたサイトで和声法の勉強に良さそうなもの(↓)を見つけた ♪ まだザッとしか見てないが、候補としておこうと思う。
✏️和声読本(一ノ瀬武志 著)
慣れないことを考えて、そろそろ疲れてきたので…(^^;)…「鍵盤音楽史+音楽史」については日を改めて考えたいと思う。
…というところで、最後におまけ。桐朋学園大学のカリキュラム資料の中に「新垣 隆」という講師名を見つけてしまった。
「567,568 音楽理論(分析)17(前期),18(後期)」(✏️授業内容【専門科目】の p.42)を担当されていて、その【授業展開と内容】が、ちょっとした読み物?になっていて面白い ♪
ほとんどの先生は、各回の講義のタイトルを並べているだけなのだが、新垣先生は持論?をほんの少しだけ書かれている。13回の講義について 2ページほどもある…(^^;)。
例えば、第9回の講義はこんな感じ(↓)。
「9.・第 9 回という事で第九について。
第 4 楽章の後半部分(声楽が入るところ)について。自分は ここは、ディズニーランドの「小さな世界」のアトラクションの 19 世紀版と思っている(島田雅彦さんとの対談の中で確か 福田和也さんが「ディズニーランドは 20 世紀のバイロイトだ」 と言っていたような気がする)。 テーマ(歓喜の歌)が、様々に変奏されるが、19 世紀ヨーロ ッパから見た「全世界」ー地理的、歴史的なーというものを 音楽化していると思う。」
まぁ、興味のある方は原文をどうぞ…(^^;)。
ちなみに、新垣隆さんは 7年ほど前に「佐村河内守ゴーストライター事件」というのがあって、このときの「ゴースト作曲家」だった人。(2021/11/26 追記)
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