- 8月:ジョルジェ・エネスク国際音楽コンクール
- 10月:オルレアン国際ピアノコンクール
- 11月:リスト国際ピアノコンクール(ユトレヒト)
ジョルジェ・エネスクのピアノ部門の出場者 86人を見ると、今田篤さんはじめ 9人の日本人が参加することになっている。
"Contestants" みたいなメニューがなく、ニュース記事もなかったので気がつかなかったのだが、"RESULTS" の "PIANO" をクリックしたらコンテスタント 68名の名前が載っていた。このページに各ラウンドの結果が追加されていくのだろう。
✏️ CONTESTANTS PIANO 2020
日本人は下記の 9名。今田篤、黒岩航紀の二人以外はあまり聞いたことのない名前だ。
- Atsushi Imada
- Rie Kibayashi
- Yuto Kiguchi
- Fumiya Koido
- Natsumi Kuboyama
- Koki Kuroiwa
- Wataru Mashimo
- Tomohiko Mizutani
- Genki Takai
日本以外の国別で多いところを見てみると、韓国 18、ルーマニア 13、ロシア 9、中国 7…といった感じ。ルーマニア(ブカレスト)で行われるコンクールなので、ルーマニアが多いのは当然として、韓国は相変わらず多い…(^^;)。
チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、作曲という 4部門があるので、8月29日〜9月20日という長期間のコンクールになっている。ピアノは最後なので次のような日程。
9/11〜9/13 第1ラウンド
9/15〜9/16 第2ラウンド
9/18 セミファイナル
9/20 ファイナル
詳細スケジュールは下記。
✏️PROGRAM | GEORGE ENESCU INTERNATIONAL COMPETITION 2020
ところで、ジョルジェ・エネスク(George Enescu、1881〜1955)という人はルーマニアを代表する大音楽家(ヴァイオリニスト、ピアニスト、指揮者、作曲家、…)である。
この音楽祭・コンクール以外にも、その名前を冠したオーケストラや博物館があり、ルーマニアの紙幣にもなっている…ということを 3年ほど前に調べたときに知った。
下記記事に、ピアノ曲などを聴いた感想などもまとめてある。
《ジョルジェ・エネスクすごい!音楽祭・コンクール・管弦楽団・博物館…》
エネスクの名前を冠したコンクールなので、彼の作品も課題曲になっている。セミファイナルのリサイタルの課題曲はこんな感じ(↓)。
- エネスクの作品 1つ(下記から選択)
- Piano Suite in D major no.2 Op.10
- Piano Sonata in F# minor no.1 Op.24
- Piano Sonata in D major no.3 Op.24
- 20世紀の作曲家(Rachmaninoff, Prokofiev, Scriabin, Debussy, Ravel, Bartók, Janacek等)の作品 1つ
それから、ファイナルのピアノ協奏曲の候補曲にも、モーツァルトやベートーヴェンやラフマニノフなどに加えて、エネスクのピアノ協奏曲(↓)が入っている。
♪ (4K) George Enescu - Piano Concerto, p. 1 - Aurelia Vișovan and "Antonin Ciolan" Orchestra of AMGD
ジョルジェ・エネスク音楽祭には、YouTubeチャンネル(↓)があるので、コンクールの模様はネット配信されるものと思われる。予定通り開催されるといいのだが…。
🎦 George Enescu Festival
おまけ。ちょっと心配なので、ジョルジェ・エネスク、オルレアン、リスト(ユトレヒト)のコンクールが開催される国の新型コロナ状況をチェックしてみた。世界的にはまだ増加傾向にあり、まだ予断を許さない状況に見える…😥
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