2次の演奏だけを私の好みで判断すると「割と好き（いいんじゃない…）♪」と「イマイチかな…？」というピアニストがちょうど6人・6人で分かれた。
私のお気に入り "My Favorites" が下記の6人。奇しくも？日中韓…。"My Finalists"（私が選ぶファイナリスト）と言いたいが、これまでの予測は半分しか当たってないので…(^^;)。
今回聴いてみて新たな発見が2つほどあった。
一つは、韓国の16歳、キム・ソンヒョンがなかなかいいということ。他のコンペチタと違って、柔らかくまろやかないい音を出す。音楽の流れもいい。
とくにシューマンの幻想小曲集はよかった。"Sacrifice" で聴かせてくれた「音の塊」感もいい感じだった。もう少し音色のパレットが増えるともっとよくなると思う。
もう一つは、中国のザン・シャオルー。1次から割といいなぁとは思っていたが、ベートーヴェンのピアノソナタ第28番を聴いて見直した。とてもラクに弾いている感じなのに、とてもきれいに響くいい音（音楽的な音）を出す。しかも多彩な音色を持っている。
ラ・ヴァルスは元気すぎて、もう少し抑制を効かせたところがあった方が音楽としての深みとか立体感が出るのでは…と思ったが、まぁ「19歳のイケイケのラ・ヴァルス」というのもありかな？という印象で悪くはなかった。
上の6人は、あくまで 2次予選の演奏で選んだので、3次予選の出来によってどうなるかは分からない。この6人がファイナル（本選）に残るといいなぁ〜♪ という感じ…。
昨日（3次予選 1日目）のライヴは、ほとんど聴くことができなかった。務川くんの全部と牛田くんのソロの最初の部分だけ…。
務川くんのピアノ四重奏はちょっと気の毒だった。弦楽器、とくにヴァイオリンがひどかった。務川くんが一生懸命に合わせようとしているのに、まったくそっぽを向いた感じの演奏でアンサンブルにならなかった。
そのあとのソロ（バッハ-ブゾーニのシャコンヌ、ラヴェルの鏡）も、室内楽でのフラストレーション？を引きずったのではないかという印象で、やや精彩を欠いたものになったのはちょっと残念だった。
牛田くんの室内楽は、あの弾き方で大丈夫なのか？と心配していたのだが、ライヴを聴いたウチのカミさんに聞いたところ、なかなかよかったらしいので一安心。ソロの方も、リストのソナタはちょっと不安だった（本人もそう言っていたようだ）のだが、最初の10分ほどを聴いた限りでは大丈夫ではないかと思った。
ただ、同じ曲をそのあとザン・シャオルー（中国）が弾いていて、これもライヴを聴いたウチのカミさんにあとで聞いたところ、ザン・シャオルーの方がよかったと言っていた。これは予想通りではあったのだが、ちょっと悔しい…(^^;)。
今日は時間があれば今田くん（11:25〜）とイ・ヒョクくん（13:40〜）のライヴを聴ければと思っている。あとは昨日の演奏（VOD配信）がアップされれば少し聴いてみたいと思っている。
それにしても、VOD配信はもっと早くアップできないものか。せめて翌日の朝には聴けるとか…。会場ではその日の演奏のCDを販売しているという話も聞くので、やろうと思えばできるはずなのだが…。
いずれにしても、今夜8時過ぎ（予定は20:15）にはファイナリスト6人の発表がある。"My Favorites" 6人のうち半分以上入っていると嬉しいのだが…(^^)♪
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2 件のコメント:
１１月２０日、浜コンの３次予選、２日目を聴きに行きました。本当は牛田君を聴きたかったのだけど、残念ながら牛田君は１日目に登場…悲しい―。一か八かで２日目のチケットを購入しましたが、見事に外れました。でも、浜コンの３次に進む方々なんだから、素晴らしいに決まってる！胸を躍らせて神戸から浜松へ。
そして、イ・ヒョク君の演奏が素晴らしすぎて言葉を失いました。テクニックはもち圧巻ですが、弱音の素晴らしさ、エスプリのきいた聴かせ方、表現力素晴らしい！おまけにパフォーマンスもなくとっても自然な弾き方。選曲もいい。とても１８歳とは思えない演奏。でも、お顔は１８歳のあどけないようなかわいらしさがある。
いわゆるイケメンではないのだが、とっても若々しくキュートなイメージ。親しみやすい感じ。すらっとしていてスタイルもいい。きっと人気が出るだろうな。
１日目の６人を全く聴いていないのに、絶対評価でイ・ヒョク君の優勝！と思ってしまいました。
イ・ヒョク君の事、全く知らない私。ネットに何か書いていないかなあと探してみたらこちらの方も高評価だったのでうれしいです。すごく気になるピアニストに出会ってしまいました！
コメント、ありがとうございます。
会場でイ・ヒョクくんの演奏を聴かれたんですね。羨ましい…(^^;)♪
実は私もこの6人のうち知っていたのは牛田くんと今田くんくらいです。それも演奏を聴いたのは今回がほとんど初めてと言っていいくらいです。今回の浜コンは個性あるピアニストが揃っていて、とても楽しめています。
１次から３次予選まで、色んな山あり谷ありでしたが、本選はゼロから仕切り直しのような気がしています。誰が優勝するのかまったく分かりません。それがまた面白いのですが…。
ちなみに、イ・ヒョクくんですが、ネットの一部では藤井くん（将棋の藤井聡太七段にちょっと似ている）と呼ばれているようです。ウチのカミさんは、前から見ると藤井くん、横から見るとユンディ・リーと言っています…(^^;)。
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