2018年2月5日月曜日

音楽のノーベル賞、シーメンス賞を受賞したピアニスト

タイトルを「…を受賞したピアニスト」と書いたが、実は最初のうちは現代作曲家のピアノ曲探索であった。→《リーズコンクールの課題曲:ピアノ曲探索はここから ♪》

現代のピアノ曲を探索する手がかりに、リーズ国際ピアノコンクールの今年の課題曲(の作曲家)を順番にチェックしようとしている。

まだ、ヘルムート・ラッヘンマン一人しか聴いてないのだが、作曲家のプロフィールをチェックするうちに、共通する受賞歴があることに気がついた。しかもその中に、昨年エマールさんが受賞したシーメンス賞が入っていたので、興味本位で色々調べてみた…(^^)。

その結果をまとめたのがこの表(↓)。



上半分のオレンジ色部分が作曲家。最初の9人がリーズ国際ピアノコンクールの課題曲の作曲家。アンリ・デュティユー(Henri Dutilleux)ヴィトルト・ルトスワフスキ(Witold Lutoslawski)は私の好みで追加した。

下半分の水色部分がピアニスト。シーメンス賞は4人しかいなかったが、高松宮殿下記念世界文化賞の方にピアニストの受賞者がたくさんいたのでこちらも追加した。

一番上の賞の名前は略称で表記してある。中の数字が受賞した年度。

EvS:Ernst von Siemens Music Prize ※シーメンス賞の記事
Gra:グロマイヤー賞(Grawemeyer Award)作曲部門
武満:武満徹作曲賞の審査員
高松:高松宮殿下記念世界文化賞
京都:京都賞


この表を見て思ったこと。受賞したピアニストは錚々たる人たちなので、まぁそうだろうなぁとは思いつつ、他にも受賞に値するピアニストもいるだろうなぁ…とも思う。

個人的にはアルゲリッチにはシーメンス賞もあげたい。グリゴリー・ソコロフとかアンドラーシュ・シフとかはどうなんだろう? マルカンドレ・アムランとかも、あと何年かしたらあげてもいいんじゃないか…? まぁ、個人の好みを言い出すときりがない…(^^;)。


ところで、作曲家の方であるが、どの賞もなんだか同じような人たちが受賞していて、もっといろんな人にあげたら?という気がしないでもないが、実態はよく分からない。

ただ、現代作曲家の主要な人物が誰なのか?ということに対するヒントにはなる。

上の表で「グロマイヤー賞」というのは作曲家が対象なので、ピアニストなど他の音楽家は対象にならない。どうも具体的な作品に対して与えられているようだ。

「武満」と書いたのは賞ではなく、武満徹作曲賞の審査員を務めた年度(予定も含む)である。毎年一人の作曲家が審査員になるとのこと。

京都賞は「思想・芸術部門」になっており、「音楽」「美術」「映画・演劇」「思想・倫理」という4つの分野が順番に受賞する仕組みになっているようで、例えば「音楽」についてみると4年に1度ということになる。これまでにピアニストの受賞はない。


以下ご参考。各作曲家の上記以外の受賞歴を見つけた範囲で列記。


Pierre Boulez(ピエール・ブーレーズ)→参考
ウルフ賞芸術部門(2000)
グラミー賞 クラシック現代作品部門(2000)
グラミー賞 特別功労賞生涯業績賞(2015)

Luciano Berio(ルチアーノ・ベリオ)
グラミー賞 最優秀合唱パフォーマンス賞(1970)
ウルフ賞芸術部門(1991)
Leone d'Oro(1995)
Premio Internazionale Luigi Vanvitelli(2001)

György Ligeti(ジェルジュ・リゲティ)
バルザン賞(1991)
ショック賞(1995)
ウルフ賞芸術部門(1996)
Kossuth Prize(2003)

György Kurtág(ジェルジュ・クルターグ)→参考
Kossuth Prize(1973)
Borletti-Buitoni Trust award(2017)

Thomas Ades(トーマス・アデス)
シーメンス作曲家部門賞(1999)
Classic Brit Award for Composer of the Year(2010)
英国作曲家賞(2012)
レオニー・ソニング音楽賞(2015)


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