お元気だ。“For me, life is beginning at ninety.” 「人生は90歳から始まる」…と仰っている。
🎦 Seymour Bernstein - Living the Classical Life: Episode 52
シーモアさんは私にとって「こんな年寄りになりたい」という一つのお手本のような存在だ。…といってもピアノの腕以外のところで…。
参考:《2017年振り返り:ピアノを楽しんだ?》
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シーモアさんとの出会いは一つの映画を知ったこと。『シーモアさんと、大人のための人生入門』 という映画をネットで知って、映画館に観に行って感激して、そのあとDVDを買ってまた観て…。
シーモアさんは、50歳で現役ピアニストを退き、ピアノ教師&作曲家として「クリエイティブな暮らし」を楽しんでいた。そこへ、自分に行き詰まりを感じていたイーサン・ホーク監督との出会いがあり、シーモアさんの人間性と彼のピアノに魅了された監督が製作したドキュメンタリー映画が『シーモアさんと、大人のための人生入門』 。
「シーモアのピアノ・レッスンは、人はいかに生きるべきかという奥深い教えに満ちている。彼のシンプルな生き方から学べることは、あまりにも多い」(イーサン・ホーク)
この映画制作をきっかけに、シーモアさんはリサイタルではないが人前でピアノを弾くことを37年ぶりに再開されたようだ。で、インタビューの中でも「今が一番うまく弾けている」("better than I ever did.")とニコニコ😄しながら応えている…(^^)♪
参考:《「シーモアさんと、大人のための人生入門」名曲のような映画 ♪》
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この映画を観る少し前に、シーモアさんの『心で弾くピアノ―音楽による自己発見』という本を読んだ。彼のピアノの本は何冊か日本でも出版されている。
なかなか内容が豊かでとても参考になった。当時、感想記事を3本も書いている。
《つまらない演奏は…?:「心で弾くピアノ」》
「練習の時から…ひとつひとつの動作に音楽的感情をこめていれば…」
《ピアノの練習とは…?:「心で弾くピアノ」》
「最高の集中力は、自分が弾いているすべての音について自分が何を感じているかを自覚するときに発揮される。」
《練習のキモは無邪気さ…?:「心で弾くピアノ」》
「どんなものを学習する場合でも、…年齢にかかわりなくリラックスして、無邪気な気持ちになることができるかどうかということなのです。」
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ちなみにこの動画、 "Living the Classical Life" というサイトのシリーズの一つ(Episode 52)のようだ。インタビュアーは Zsolt Bognár というピアニスト&ライターで、Ted Talk presenter としてスピーチと演奏を行ったりもしている。
カテゴリー別のページを見ると、ピアニストでは20人以上のインタビューがこれまでに行われている。有名人では、Yefim Bronfman、Stephen Hough、Daniil Trifonov、Yuja Wang など。トリフォノフのインタビューなどは後で聞いてみようと思っている。
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シーモアさんのインタビューに元気をもらったシニアとして、「人生はこれから」「まだまだピアノは上手くなる」と信じて、シーモアさんのようなニコニコ顔😄になれるよう頑張りたい…(^^)!
【関連記事】
《7分で読めるピアノの本(6):ピアノ・ノートとシーモアさん》
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