昨日《LFJピアニスト探索:フローラン・ボファールいいかも ♪》に書いたフローラン・ボファール(リゲティとストラヴィンスキー)も捨てがたいのだが、夜遅い(18:30-19:15)ので、さすがに朝(10:00)から晩までというのは老体にはきつい…(^^;)。
その他のコンサートなどは、マスタークラスなどの予定が発表されてから考えることにしようと思っている。
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ところで、福間洸太朗のプログラムの中に知らない作曲家が2人いる。ウルマンとタル。とりあえず、どんな作曲家なのか調べることにした。曲を聴くのはそのうち時間のあるときに…。昨日のフローラン・ボファールでちょっと疲れたかも…(^^;)。
ウルマンというのはヴィクトル・ウルマンのことだと思われる。下記の記事から抜き書きすると…。
「旧チェコスロヴァキア(またはポーランド)の作曲家,指揮者。…ウィーン大学で法学を専攻する一方で,1918年からシェーンベルクの作曲法科で学ぶ。…作曲家としては『シェーンベルク変奏曲集』がジェネバ音楽祭で高く評価されるなど名声を高めた」
「1940年8月にナチスにより囚われの身となる。…その後も作曲活動を継続したが、やがてアウシュヴィッツで1944年10月18日に殺害された。…作風は、初期のものはシェーンベルクの影響下に無調技法を多用し、その後はポスト・ロマン派的な枠組みの中へ無調技法を展開させることで,独自の語法を開拓した」
ピアノソナタは7曲残しており、第7番は死の年の1944年に書かれている。
♪ viktor ullmann SONATA n.7
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もう一人のタルというのは、おそらくヨセフ・タル(Josef Tal)のことだと思われる。(あまり知られてない作曲家の場合、フルネームで書いてほしいものだ…)
「タル」で検索すると何人かの作曲家が見つかる。ヨセフ・タル、フィッシャー・タル、タル・フルヴィッツ。最後のタルはギタリスト、フィッシャー・タルにはピアノソナタはなさそうなので、たぶんヨセフだろうと…。
http://joseftal.org(ISRAELI COMPOSER JOSEF TAL)というサイトがあり、それによると…。
ヨセフ・タル(Josef Tal、1910-2008)はドイツ生まれのイスラエルの作曲家。8つのオペラ、6つの交響曲、13の協奏曲のほか様々な室内楽、ソロ、合唱曲、電子作品などを残している。1970年に Israel Prize、1982年に Wolf Prize など多くの受賞歴がある。
ピアノソナタは1曲だけあり、1949年に作曲されている。
♪ Josef Tal - Sonata for piano - Kotaro Fukuma
福間洸太朗の演奏。"Arthur Rubinstein Piano Master Competition (May, 2011, Tel Aviv)"とある。これで、ヨセフ・タルは間違いなさそうだ。
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おまけ。これまで知らなかった(気がつかなかった)のだが、ラ・フォル・ジュルネには「公式ガイドブック」なるものが存在するらしい。今年のはこの本(↓)。
「亡命」の音楽文化誌
著者はエティエンヌ・バリリエ。
あれっ?どこかで聞いたような名前だなぁと思って、記憶と自分のブログをたどっていたら、なんと!ユジャ・ワンをモデルにした小説『ピアニスト』を書いた人だった。
《ユジャ・ワンが小説に?》
《「ピアニスト」読んだ:ユジャ・ワンの小説?》
まぁ、どうってことない話題ですが、個人的に「へ〜っ」と思ったのでした…(^^)♪
ピアニスト
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