けっこう長い期間楽しませてもらったチャイコフスキー国際コンクール(ピアノ部門)も、今夜の審査で終わる。あとは、最終結果の発表・表彰式、そしてガラ・コンサートだけである。
昨夜は、途中からファンになったルカ・ドゥバルグの演奏を深夜1時半まで聴いていた。ルカ君は少し硬くなっているような印象であったが、リストもチャイコフスキーもなかなかいい演奏であった。この人はいい音を出す。しっかりした低音もクリアな高音も魅力的である。
少なくとも、私の中では優勝候補である。頑張って欲しいと思う。
そして今夜は、注目のダニール・ハリトーノフである。彼もリストを弾く予定だ。ルカ君の第2番に対して、ダニール君は第1番である。チャイコフスキーの方は二人とも第1番。(というか、ルーカス・ゲニューシャス以外は全員1番)
今日はもう一人、最後を飾るのはドミトリ・マスリエフ。彼の演奏を聴くと3時頃まで起きていることになるので、私の体力(年齢?)ではちょっと無理…。なので、明日録画で観ることにしようと思う。
さて、あと10分ほどでダニール君の演奏が始まるはずだ。ロシア人は時間にややルーズらしく、いつも少し遅れるが…。
ところで、今夜は、ブログをリアルタイムで更新する実験をしてみようと思っている。("Progressive Blog"??)演奏を聴きながら、ブログを更新することができるかわからないが…。
7月1日0時にmedici.tvを見始めるが、いつもの二人が時間つなぎ?の話をしている。5分頃にやっとオーケストラが入ってきて音合わせをやっている。10分に審査員紹介のアナウンスが始まった。
0:14 ダニール・ハリトーノフ登場。さて演奏に集中しよう。
0:21 この曲は最初の5分くらいで大体、ピアニストの実力が分かると思う。出だしの和音の量感はまずまずいい感じ。ソロを聴いたときよりいくぶん音が硬い感じがする。音の粒立ちも心なしか少し弱いか? しかし全体的にはいい滑り出し。このあとに期待 ♪
0:34 第1楽章が終わった。今日も一部の客がブラボーと拍手。第1楽章は細かいミスがあったような気がするが、まずまずの出来。おっと、第2楽章が始まった。ピアノの音が美しい。ダニール君、2楽章の方が得意かも…。
0:42 第3楽章、ちょっと速いんじゃ…? このテンポ感、嫌いじゃないけど、少し急いでいる感じがする。
0:49 終わった。ブラボーの声に、やっとダニール君の笑顔が…。でも、個人的な好みで言えば、少し物足りないかな…。16歳としてはよく弾いていたと思うが。それにしても、彼の手・指(弾き方)は本当に美しい。お手本にしたいところだ。
0:51 リストが始まった。
1:08 リストが終わって、ブラボーと拍手が続いている。リストの方が乗っていて良かったと思う。途中のコメントを書く暇もなかった。
全体的には、まあ良かったのではないかと思う。チャイコフスキーにもう少し幅というか深みが加われば…という気もするが、逸材であることは確かだろう。十分に楽しませてもらった。
さて、そろそろ切り上げて、寝るとしよう。結果発表は、今夜ではなく、7月1日の夜の表彰式(日本時間では7月2日の1時)まで待たなくてはならない。さて、審査員はどういう判断を下すのだろうか?
【関連記事】
《チャイコフスキーコンクールのファイナリスト(ピアノ部門)》
0 件のコメント:
コメントを投稿