2015年6月30日火曜日

チャイコン最終日:ダニール・ハリトーノフをリアルタイムで…?

けっこう長い期間楽しませてもらったチャイコフスキー国際コンクール(ピアノ部門)も、今夜の審査で終わる。あとは、最終結果の発表・表彰式、そしてガラ・コンサートだけである。

昨夜は、途中からファンになったルカ・ドゥバルグの演奏を深夜1時半まで聴いていた。ルカ君は少し硬くなっているような印象であったが、リストもチャイコフスキーもなかなかいい演奏であった。この人はいい音を出す。しっかりした低音もクリアな高音も魅力的である。

少なくとも、私の中では優勝候補である。頑張って欲しいと思う。

近況:連続和音のコツ!と練習方法

1カ月ほど練習してきたドビュッシー「ピアノのために」の〈サラバンド〉、一応の目標としていた最終日を迎えてしまった。が、状況としてはまだまだである。

ひととおり暗譜はできた。難所でつまづき止まりながらではあるが、通して弾くこともかろうじてできるようにはなっている。とはいえ、難所だけではなく、曲全体が和音の連続(しかもドビュッシーらしい和音!)でできているので、とても「弾ける」状態にはなってない…。

2015年6月29日月曜日

[2015年来日ピアニスト](公演カレンダー5)

2015年来日予定のピアニストのリサイタル・カレンダーその5(6/29更新)。

※ピアニスト名に関連記事へのリンクを追加
※国際ピアノ・コンクールの予定を追加
※2016年の予定も一部追加

個人的なメモに近いものなので、開催場所はほぼ関東圏、ピアニストは私の趣味で(一部日本人ピアニストも含む)選んでいる。また、誤記などあるかも知れないので、その辺はご容赦を…。


2015年6月26日金曜日

チャイコフスキーコンクールのファイナリスト(ピアノ部門)

昨日6/25の深夜(日本時間で今日の早朝)、チャイコフスキー国際コンクール "Round 2" の結果、つまり6人のファイナリストの名前が発表された(下記)。

  • Redkin, Sergei(セルゲイ・レドキン)
  • Li, George(ジョージ・リー)
  • Debargue, Lucas(ルカ・ドゥバルグ)
  • Geniušas, Lukas(ルーカス・ゲニューシャス)
  • Kharitonov, Daniel(ダニール・ハリトーノフ)
  • Masleev, Dmitry(ドミトリ・マスリエフ)

※カタカナ表記はネットで見つかった読み方

2015年6月25日木曜日

ピアノから音楽が聴こえて来る演奏 ♪(チャイコンから)

チャイコン(チャイコフスキー国際コンクール)ピアノ部門を毎日のように medici.tv 特設サイト で楽しんでいる。ピアノの国際コンクールを(主に)ライブ映像で見るのは初めてであるが、予想以上に面白い。

最初は日高さんだけ聴くつもりだったのだが、試しに見たのがとても面白くて、毎夜7時〜9時はチャイコン鑑賞の時間となった。そのあとも見ると寝不足になりそうだったので、原則9時までにしてある。

カミさんと二人して、リアルタイムであーだこーだ論評しながら楽しんでいるのだが、「いい演奏」を考えるいい機会になっている。

2015年6月24日水曜日

近況:ドビュッシー〈サラバンド〉あと1週間??

ドビュッシー「ピアノのために」の〈サラバンド〉、相変わらず悪戦苦闘が続いているが、気がつけばあと1週間しかない。チャイコフスキー・コンクールのおかげで「聴く」方は充実した日々を送っているが、「弾く」方は一向に進歩がない。

譜読みというか、私流「暗譜」は進んでいる。3ページ目が少し不確かなところがあるものの、他はほぼ暗譜できている。が、私にとっては全体が難所の連続みたいな曲なので、なかなか思うように弾ける状態にはならない。

2015年6月22日月曜日

ドビュッシーの追求した音楽:「音楽のために」から

6月19日の記事に続いて、『音楽のために―ドビュッシー評論集』という本からの話題。今日は、ドビュッシーが音楽について語った言葉を拾いながら、どんな音楽を追求したのか考えてみたい。

なお、引用した文中の太字部分は、私がキーワードだと思ったものである。



2015年6月21日日曜日

チャイコフスキーコンクール Round1の結果

昨日6/20は、チャイコフスキー国際コンクール "Round 1" の最終日であった。そして、"Round 2" に進む12人が発表された。

2015年6月20日土曜日

読書メモ『音楽のために ー ドビュッシー評論集』

出典:『音楽のために―ドビュッシー評論集』
    杉本秀太郎 訳 白水社 1993年(原書 1971年)



チャイコン・ライブ ♪ コロベイニコフのベートーヴェンに感激!

この数日間、チャイコフスキー国際コンクール "Round 1" のライブ映像配信(medici.tv 特設サイト)を楽しんでいる。夕食後の19:00〜21:00が、モスクワ時間の13:00〜15:00に当たるので、食休みがてら2人分の演奏をゆっくりと聴くことができる。

昨日、出場者の名前を確認していたら、どこかで聞いたような名前があった。「#24 Korobeynikov, Andrey Russia」である。

調べてみたら、5月のラ・フォル・ジュルネで聴いたピアノ四重奏のピアニストであった!



2015年6月19日金曜日

音楽コンクールほど馬鹿げたものはない(ドビュッシーが語る)

ドビュッシーの曲(「ピアノのために」より〈サラバンド〉)を練習していることもあり、たまたま図書館で見つけた『音楽のために―ドビュッシー評論集』という本を読んでみた。



2015年6月18日木曜日

ショパンコンクール 海外勢の注目ピアニスト

ショパン国際ピアノコンクールの日本人12人以外の海外勢72人については、ほとんど知らない。『音楽の友』6月号に「気になる参加者」ということで、20人ほどの名前があがっていたので、転記しておく。

なお、日本人12人については《2015年ショパン・コンクール出場者12人 ♪》を参照のこと。


2015年6月17日水曜日

近況:連続和音の練習の日々…

ドビュッシー「ピアノのために」の〈サラバンド〉、その近況報告第2回目である。…が、当初の心づもりは6月末までであったので、早くも半分が過ぎたことになる。

こういう場合、楽天家は「まだ半分(2週間)ある」と思うらしいが、「もう半分(2週間)しかない」としか思えない…。とはいえ、ここは一度冷静に状況判断をしてみよう。

2015年6月15日月曜日

チャイコフスキーコンクール 日高さんは6/20に登場

チャイコフスキー国際コンクールのスケジュール表に、ピアニストの名前が入った。



Amazonランキング大賞でみる"クラシック"事情

2015年上半期(2014年11月17日~2015年5月17日)の「Amazonランキング大賞」というのが発表されていた。

あまり期待はできないと思いながらも、「クラシック(ミュージック)部門」を見てみた。少しは参考になるかな、と思ったのだが、内容を見て唖然!

2015年6月13日土曜日

チャイコフスキーコンクール日本人は1人に…audition結果

チャイコフスキー国際コンクールが、いよいよ始まるが、事前のオーディション(6/10〜12)の結果が発表された。



2015年6月12日金曜日

お知らせ:サイト・リニューアル


いつも『ぴあの研究ノート』に来て頂き、ありがとうございます。  

※追記@2023/01/05:『ぴあの研究ノート』は『ぴあのピアノ♪』の昔の名前です。2018年1月1日に今の名前に変更しました。



今回はじめて、このサイト(ブログ)のデザインのリニューアルをしました。

そして、"INDEX"というページを作って、主な内容についてアクセスしやすくなるよう工夫してみました。ぜひ使ってみてください。(PC では上のタブの左から 2番目にあります。)


それなりに役に立ちそうな記事がたまってきたと思っているのですが、自分でも目的の記事になかなかたどり着けないこともあり、半分は自分のためのリニューアルです。

が、まだまだ不十分だと思っています。 今後とも、見やすく内容のあるサイトを目指して頑張りたいと思っております。これからもよろしくお願いします ♪


以上/ ブログ管理人 ぴあ 


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2015年6月11日木曜日

ピアノに関するよもやま話:寿命のことなど

数日前、我が家のピアノの「一日ドック」をやってもらったが、そのとき調律師の人から聞いた話で興味深かったことを少し書いてみる。

ちょっとショックだったのは、ピアノにも寿命があるということ。ピアノは、木と鉄とフェルトなどで出来た精密な機械であり、それをほぼ毎日のように酷使?しているので、当然といえば当然なのだが…。

2015年6月10日水曜日

日本人ピアニスト37人チェック結果

3月13日に日本人ピアニストの35人のリストを作って、5月24日からチェックし始めて、昨日、6月9日に一通り(途中で2人追加したので37人)聴き終えた。予想していたよりも多くの収穫があった。

3/13《日本人ピアニスト35人、聴いてみようかな…》


追記@2022/12/24
この記事は、その後のチェック結果も含めて下記の記事(2018.1.18)にまとめてある。


2015年6月9日火曜日

ピアノ「一日ドック」の効果! ♪

我が家のピアノが生まれ変わった!

諸般の事情?により数年間、調律をしていなかった我が家のピアノ。キーも重くなっていたりしたので、思い切って「一日ドック」のようなメニューをお願いした。

内容は、調律以外に鍵盤の高さとか深さの調整、ハンマーの整形、整音等で、弾き心地と音色が良くなるそうだ。…と聞いていたので、ちょっと期待していたのだった。


アクションから外された鍵盤がバラバラになっている

2015年6月8日月曜日

福間 洸太朗:闊達に歌うピアノ ♪(お薦め日本人ピアニスト)

「お薦め日本人ピアニスト」(私のお気に入り候補)シリーズ?もすでに4人目。今回は、福間 洸太朗さん。ほぼ初めて聞く名前で、演奏(YouTube)を聴くのはもちろん初めて。


2021年リリースのCDジャケット

ドビュッシー:ピアノ曲一覧(お気に入り演奏集)

ドビュッシー(フランス、1862 - 1918)の主要なピアノ曲(ソロ)を年代順に並べて、YouTube にあるお気に入りの演奏(ピアニスト)を入れてみた。

作曲年は、数年にわたる場合や改版されたものについては、最初の年を入れてある。

※2015年6月8日時点で「工事中」(順次記入していく予定)
 
作曲年曲名音源(pianist)
18882つのアラベスクCiccolini:No.1
Ciccolini:No.2
1890ベルガマスク組曲Konstanca Dyulgerova:Prelude
1890ロマンティックなワルツZoltan Kocsis
1890バラード(スラヴ風バラード)Aldo Ciccolini
1890夢(夢想)羽田健太郎
1894牧神の午後への前奏曲黒田亜樹
1896ピアノのためにRafal Blechacz:サラバンド
1903版画
1904喜びの島Maurizio Pollini
1904仮面(マスク)
1905映像 第1集
1906子供の領分
1907映像 第2集
1909ハイドンを讃えて
1909プレリュード(前奏曲)集 第1集Krystian Zimerman:Book1-2
1910プレリュード(前奏曲)集 第2集Krystian Zimerman:Book1-2
1910レントより遅く(ワルツ)
191312のエチュード(練習曲)Mitsuko Uchida


2015年6月7日日曜日

近況:ドビュッシー〈サラバンド〉は難所だらけ!?

6月の新曲、ドビュッシー「ピアノのために」の〈サラバンド〉、その近況報告第1回目である。難しい曲であることは承知の上で始めたのだが、譜読みは意外と順調な滑り出しであった。

しかし…、である。

2015年6月5日金曜日

誠実な演奏?

いろんなピアニストの演奏を聴いていて、ふと感じることがある。「誠実」な演奏と、そうでない演奏。

上手下手ではなく、一生懸命弾いているかどうかということでもなく、弾き方(表情や動作)でもなく、演奏全体?から滲み出てくる何か…。

2015年6月4日木曜日

田部 京子:クリアで美しい音色 ♪(お薦め日本人ピアニスト)

「お薦め日本人ピアニスト」(私のお気に入り候補)シリーズ?の3人目は、田部京子さん。今回、初めて演奏(YouTube)を聴いた。

実は、今回の35人のチェックでは、内田光子さんを除けば、1〜2人見つかればいいほうかなと勝手に考えていた。なので、3人目が見つかったことは嬉しい驚きである。というか、日本人ピアニストをあまりにも知らなかったということだろう…(^^;)。




2015年6月3日水曜日

ピアノは生演奏を聴くべき5つの理由

少し前に50人のピアニストを YouTube で聴き比べて、そしていま日本人ピアニストを聴きながら、デジタル音源の限界を感じている。

ピアノ曲は、その音質とか音の響きで大きく印象が変わる。なので、「音源」によって、ピアニストに対する評価もかなり影響されている可能性がある。YouTube などで音楽を聴くときには、そのあたり十分に気をつける必要があると思う。

そして、改めて、ピアノはナマで聴きたいものだと思う。

2015年6月2日火曜日

江口 玲:たっぷりの響き ♪(お薦め日本人ピアニスト)

「お薦め日本人ピアニスト」(私のお気に入り候補)シリーズ?の2人目である。ニューヨーク在住の江口 玲(あきら)さん。(前回の児玉 桃さんはパリ在住)



江口 玲 photo: 堀田力丸

2015年6月1日月曜日

6月の練習曲はドビュッシー〈サラバンド〉

昨日、約1時間かけて次の練習曲を選んだ。ほぼ、ドビュッシーに決めていたので、3〜4曲試し弾きしてみて、結局は最初に考えていた曲に決めた。

「ピアノのために」の第2曲〈サラバンド〉である。出だしはこんな(↓)感じ。