「お薦め日本人ピアニスト」(私のお気に入り候補)シリーズ?の3人目は、田部京子さん。今回、初めて演奏(YouTube)を聴いた。
実は、今回の35人のチェックでは、内田光子さんを除けば、1〜2人見つかればいいほうかなと勝手に考えていた。なので、3人目が見つかったことは嬉しい驚きである。というか、日本人ピアニストをあまりにも知らなかったということだろう…(^^;)。
プロフィールなどを見ると、シューベルト弾きということになっているが、見つからなかったので、シューマンやメンデルスゾーンなどを聴いてみた。悪くない。例えば、メンデルスゾーンの無言歌はきれいだ。
でも、気に入ったのは、実はベートーヴェンのピアノ協奏曲。きっぱりとした音色が私の好みである。もう少し力強さが欲しい気もするが、第3楽章だけではなんとも言えない。
さらに気に入ったのは、吉松隆氏の『プレイアデス舞曲集』。この中の2曲ほどは、以前日本の現代ピアノ曲を探していたときに見つけたお気に入りの曲である。(→《《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 に3曲(吉松隆)追加》)
『プレイアデス舞曲集』は全部で9集出ているが、そのうちの第1集〜第5集が入っている。田部京子さんのクリアなピアノの音色が、この曲集にピッタリだと思う。
さらに、吉松隆氏から献呈されたという協奏曲『メモ・フローラ』があったので聴いてみた。こちらの方は、もう少し聴いてみないとよく分からないが、きれいな曲だとは思った。
そして、最後にブラームスのピアノ四重奏曲を聴いた。少し前に、ピアノの室内楽をもっと聴いてみたいと書いておきながら、ほとんど聴けてないので、いい機会だと思って聴いた。これが実に美しい曲ですぐに気に入った。(→〈ピアノ三・四・五重奏曲の名曲:LFJ予習2〉)
CDもかなりの数を出されているようだ。『ブラームス:後期ピアノ作品集』は、リーダーズ・チョイス2012(レコード芸術誌2013年2月号)にて器楽部門第1位を獲得したとのこと。
下記は、KAJIMOTOのサイト(※)から引用した簡単なプロフィール。より詳しくは『田部京子さんのオフィシャル・Webサイト 』をどうぞ。
※所属事務所が変わったようだ(↓)。(2021/06/27記)
✏️田部京子(MIYAZAWA&Co.)
ベルリンで学びミュンヘン国際コンクールなど多数入賞。世界の主要オーケストラと数多く共演し、カーネギーホール主催でニューヨーク・デビューも 果たしている。室内楽でも、ウィーン弦楽四重奏団、カルミナ四重奏団等のほか、アルバン・ベルク四重奏団から共演者として指名されるなど、世界の トップアーティストからも厚い信頼を寄せられている。
CDは30枚以上リリース、国内外で特選盤に選出されている。現在、リサイタルシリーズ 『BBワークス<ベートーヴェン&ブラームス>』も好評を博し、日本を代表する実力派ピアニストとして益々人気を集めている。
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