ドビュッシー「ピアノのために」の〈サラバンド〉、その近況報告第２回目である。…が、当初の心づもりは６月末までであったので、早くも半分が過ぎたことになる。
こういう場合、楽天家は「まだ半分（２週間）ある」と思うらしいが、「もう半分（２週間）しかない」としか思えない…。とはいえ、ここは一度冷静に状況判断をしてみよう。
大まかに言うと、全体で３ページの曲のうち、１ページ目は暗譜して反復練習の段階、２ページ目はほぼ暗譜しているが手こずっている状態、３ページ目は譜読みというか、音の構成を紐解いているところ。
１ページ目のポイントは、最初のフレーズ。６音（左右３音ずつ）の和音のレガートな動きである。とくに１６分音符の動きをスムーズにかつ確実に弾けるようにすること。脱力を意識してややスタカート気味に弾くようにしている。あとは慣れ（指が覚える）の問題か？
２ページ目は難所その１（下記楽譜）がなかなかクリアできない。毎日少しずつ練習していて、最初よりはつかめるようになってきたものの、やはり「移動」が上手くいかない。指（手首）を上げるのが不安（次の音を外す不安）なため、黒鍵に指が引っかかったり、難儀している。
練習方法としては、いくつかの工夫をしている。例えば、左右の手の一番上と下の音だけで弾いてみるとか、そこに中の音を一つずつ加えていくとか…。隣どうしの和音２つの移動だけを繰り返し練習することもやっている。でも、通して弾くとうまくいかない。
ここは、指が覚えるまで繰り返し練習するしかないのか…？ 頭で覚える「暗譜」の限界なのかもしれない。なにしろ「ここはドミファラのパターン」「ここはシドミソのパターン」などと覚えているものだから、和音を移るたびに指がオロオロしている。
あと２週間の予定を考えてみる。あと１週間で、２ページ目の暗譜を完全にして、難所その１も含めて反復練習レベルまでにする。３ページ目は譜読みを終えて、少なくとも頭では覚えている状態にする。次の１週間で、３ページ目を中心とした反復練習とともに、１〜２ページ目の確実度を上げていく。
しかし、ここまでの練習では、ほぼ全体を mf で弾いているので、このあと強弱もつけたいし…。一番上のメロディー・ラインを際立たせるのもこれからである。う〜む、このままでは１〜２週間延ばすことになりそうな気配が濃厚だな〜（困）。
とりあえず、２週間頑張ってみて、そのあとのことはそれから考えることにしよう…(^^;) ♪
※自分用に参考記事（和音練習方法）を再掲。
【関連記事】
《近況：ドビュッシー〈サラバンド〉は難所だらけ!?》
0 件のコメント:
コメントを投稿