2015年6月21日日曜日

チャイコフスキーコンクール Round1の結果

昨日6/20は、チャイコフスキー国際コンクール "Round 1" の最終日であった。そして、"Round 2" に進む12人が発表された。


21時からの日高 志野さんを聴くために、その前のロシア人2人(Alexey Petrov、Dmitry Shishkin)を含む3人をライブで聴いた。

この中でよかったのは、23歳の Dmitry Shishkin くん。溌剌として、キビキビした音が印象的で、ちゃんと音楽になっていた。彼は "Round 2" に進んで欲しいと思う。

日高 志野さんはちょっと微妙かもしれない。音もきれいだし、丁寧に弾けていたので、悪くはなかったのだが、音のボリューム感がやや足りない印象。とくにベートーヴェンは物足りなかった。もう少し思い切って音を出したほうがよかったのでは…。

Alexey Petrov という人よりは上だと思うのだが、36人が12人に絞られることを考えると、ボーダーラインかな? 4日間で9人聴いたのだが、その中で上位3人に入るのはちょっと厳しいと思う。

なんとかラッキーで "Round 2" に進めることを祈って、今日は寝ることにしよう。

(以上 6/20 23:00 記)


今朝は起きてすぐに、結果をチェック。とてもシンプルな発表記事が出ていた(↓)。残念ながら、日高さんの名前はなかった。

Redkin, Sergei; Mazo, Maria; Tetzloff, Reed; Rashkovsky, Ilya; Li, George; Debargue, Lucas; Geniušas, Lukas; Kharitonov, Daniel; Kociuban, Julia; Turpanov, Mikhail; Medvedev, Nikolay; Masleev, Dmitry.


昨日聴いていいと思った Dmitry Shishkin の名前もない。そういえば、コロベイニコフもないではないか! 噂では本命の一人らしい Lukas Geniušas は入っている。


ライブで聴いた9人の名前を確認してみると、Ilya Rashkovsky というロシアのピアニスト1人だけがあった。たまたま聴いた9人がほぼハズレだったようだ。しかし、私の印象ではこの人はダメだと思ったのだが…。自分のピアノ鑑賞力?に自信がなくなりそうだ…(^^;)。

まぁ、ピアノの先生方(審査員)の視点と、私のような一素人ファンの「好み」とは違っていて当然という気もするが…。そういえば、前回優勝したダニール・トリフォノフもあまり好みではなかったのだった。


さて、日本人が誰もいなくなったので、とくにひいきのピアニストもいないので、あとは気楽に観戦することにしよう。

…と思って、"Round 2" のスケジュールを確認したら、なんと!今日からすぐにやるようだ。昨日の夜中に結果発表で、最初のピアニストは次の日の13時から、って大変だ…。

"Round 2" は、2つのステージに分かれている。1st stage は50分〜60分のリサイタルで、次のロシア人作曲家の作品を少なくとも1曲は入れなくてはならない。今日と明日の2日間行われる。

M. Balakirev, A. Glasunov, N. Medtner, M. Mussorgsky, N. Myaskovsky, S. Prokofiev, Rachmaninov, A. Scriabin, R. Shchedrin, D. Shostakovich, I. Stravinsky, P. Tchaikovsky.


2nd stage は、モーツァルトのピアノ協奏曲を次の中から1曲。続く2日間で行われ、最終日6月24日の夜に結果発表だ。そこでファイナリスト6人が決まるわけだ。もう少し楽しむことにしよう。

 No. 9 in E-flat major, K. 271
 No. 12 in A major, K. 414
 No. 20 in D minor, K. 466
 No. 21 in C major, K. 467
 No. 23 in A major, K. 488
 No. 24 in C minor, K. 491
 No. 27 in B flat major, K. 595



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