「抒情」的な曲が多くて、わりといい感じなのだが、大人が練習する曲としては物足りないかもしれない。ピアノ教室の発表会で子供が弾く曲として、ちょうどいいものが多数あるのではないかと思った。
それでも、2曲ほど候補曲として残ったので、自分用のメモを兼ねてご紹介しておく。( [ピアノ練習曲候補リスト] にも追加済み)
エドヴァルド・グリーグ(Edvard Grieg、1843/6/15 - 1907/9/4)は、ノルウェーの作曲家・ピアニスト・指揮者。
1曲目は「メロディー」という曲。抒情小曲集の中では珍しく大人びているというか、メランコリックな曲である。これなら60過ぎのオジさんが弾いても大丈夫?かもしれない。そんなに難しくなさそうだし…。
参考(ピティナの解説)
左右の手にわけられた和音が一定のリズムを保ちながら、伴奏をきざみ、その上を憂いにみちた旋律が延々と歌われていく。右手で和音の一部を奏しながら、いかに右手の旋律を音楽的に奏でることができるかが重要になってくる。そのために、伴奏のリズムに推進力をもたせることも大切であろう。
2曲目は「あなたのそばに(At Your Feet)」という曲。これもしっとりと落ち着いた曲である。
参考:ピティナの解説
微妙なハーモニーが特徴的な曲。基本的に、感情を前面に押し出すのではなく、内的な表現を心がけたい。中間部では左手のソロと、ソプラノのデュエットがきかれる。転調を意識して、感情の高まりを表現したい。また、全体的には脱力した手の重みを生かして、非常に柔らかく暖かな音色で。
解説を読むと、ちょっと難しそうな印象だが、何とかなる範囲の難易度だと思われる。
なお、演奏としては下記のエミール・ギレリスによる演奏の方がいいかもしれない。(ご参考まで)
(Op.47-2/3/4:2曲目が「メロディー」)
(Op.65-5, 68-3/5:2曲目が「あなたのそばに」)
グリーグは小品をたくさん作っているので、探せば他にもありそうだ。もう少し、グリーグを調べてみようと思っている。
【関連記事】
《選曲のためのメモ:グリーグ 1》
《選曲のためのメモ:グリーグ 2》
0 件のコメント:
コメントを投稿