2014年12月3日水曜日

12月の練習:ヘンデルのアリアを「ピアノで歌う」

12月は「選曲月間」として、候補曲の譜読み・試し弾きをやっていくのだが、練習の方もちゃんとやろうと思っている。曲は [ピアノ練習曲候補リスト] の中から、ヘンデルのアリア2曲(ピアノ編曲)。
 ↓
① 私を泣かせてください(歌劇「リナルド」より)
 (Moszkowski 編曲)
② 樹木の影で [ラルゴ] (歌劇「セルセ」より)
 (Mason 編曲)


そして目標(テーマ)は「ピアノで歌う」、つまり「歌うように弾く」こと。例えば、①の「私を泣かせてください」は Hayley Westenra が歌うように弾ければ…、と思う。

しかし、歌うように弾くことは苦手分野のひとつである。そもそも歌えないし、どちらかというと「器楽的」な曲の方が好きなのだ。…と言ってもいられないので、今回の練習のテーマにすることにした。


この2曲はもともとがアリア(歌)なので、歌うように弾く練習には最適だと思われる。ゴールとする音楽のイメージもしっかりとある。あとは、イメージ通りに弾けるかどうかだ。

「ピアノで歌う」ために、技術的に練習が必要と思われる項目は、

①メロディーを浮き立たせる(主に右手の小指)
②フレージング(や息継ぎ)をしっかり表現する
③歌うような、語りかけるようなアーティキュレーション

といったところであろうか。


少し弾いてみた範囲では、和音が連続する箇所で一番上の音がメロディーになっているところが、やや難しいと思った。メロディーをレガートでつなぐことがなかなかできない。

まずは「和音」の特訓が必要かもしれない。音がバラバラにならないようにする「同時打鍵」、和音の中で一つの音(旋律)だけ際立たせる技術("Voicing" )、和音をレガートにつなぐ技術。…と、考えるだけで大変だ。

【参考記事】




まぁ、12月は何かと忙しい時期なので、あまり欲張らずに「気持ちよく弾ける」レベル(少しくらい荒くても…)を目指すことにするか…。



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[ピアノ練習曲候補リスト]


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