8月もあと1週間ほどを残すのみとなった。子どもたちは夏休みの宿題の追い込みに入っている頃だろうか。私の方は、ドビュッシーの「ベルガマスク:プレリュード」をそれなりに弾けるようになっているはずの時期なのだが。今のところ、少しずつ進んではいるがなかなか山頂が見えない山登りといったところ。
それはさておき、そろそろ次の曲を考え始めなくてはならない時期である。選曲を考えるのは、毎回ワクワクする作業なのだが、今回は何となく気持ちが乗ってこない。そのワケのひとつは、たぶん、今回のプレリュードで基礎的・技術的な課題にいろいろと気づいてしまったことにありそうである。
ドビュッシーより現代に近づくと、弾けそうな&弾きたい曲をほとんど思いつかない、という理由もあるかもしれない。そのあたりも含めて、次の曲の候補(の考え方?)をリストアップしてみたい。
■ 基礎練習を中心に1ヵ月?
タイトルにも書いた「たまには基礎練習に励んでみるか?」案。そのメニューの候補としては、次のようなものが考えられる。
①ハノンなどの基礎練習から、効果の上がりそうなもの
→ハ長調以外の音階(おぃおぃ今さら?!)
→アルペジオ、薬指・小指の強化 など?
②比較的やさしくて短い曲(2~3曲)
→脱力の練習(になりそうな曲)
→止まらずに弾く練習(→1分くらいの長さ?)
③「ベルガマスク:プレリュード」の難所を使って
→「弾いてないときの脱力」(→参考:昨日の記事)
う~ん、やった方がいいとは思うが、1ヵ月もやると飽きるかなぁ…?
■ 古典派に戻る
ここでの候補は3つ。①と②はいつかはやりたいと思ってるのだが、まだ無理かも。とくにフーガは…。
①J.S.バッハ
→本当はフーガをやりたいが、何度も挫折している…
→インベンション、アンナ・マグダレーナあたりを真面目にやるか
②ベートーヴェン
→いつかはやりたい「悲愴」ソナタの第1楽章
(あわせて、第2・3楽章ももう一度やりたい)
③バッハ以前
→スカルラッティ、ヘンデル、ハイドン?
■ 一度はロマン派をやってみる
ショパン以外のロマン派(シューベルト、シューマン、ブラームスあたり)は、これまで何となく避けてきた。きれいな曲も多いのだが、「ぜひ弾きたい!」と思う曲もあまりなく、またあったとしても私にとっては難しいことが多い。
プレリュードに決める前に、少し検討したことはあるのだが、そのときはいい曲が見つからず、2曲続けてドビュッシーをやることにした。そのときの記事を見直して、もう一度検討してみよう。
■ より新しい近現代?
「聴く」方(音楽鑑賞)では、近現代ピアノ曲を探したりして、けっこう楽しんでいる。のだが、自分で弾く候補曲として聴くことはほとんどない。
現代曲は、楽譜の入手の問題もあるので、探すとすれば、近現代のラヴェル、スクリャービン、プロコフィエフ、ラフマニノフあたりになるだろう。
スクリャービンの前奏曲集あたりは、少し弾いてみた曲もあり、面白いので候補にはなると思う。ラヴェルだと「亡き王女のためのパヴァーヌ」くらいしか思いつかない。プロコフィエフとラフマニノフは少し勉強が必要だ。
■ 少し気分転換?
フランス物をやった(といってもドビュッシーだけ…)ので、少し気分を変えて、スペイン、ロシア、北欧、東欧などに行く、という考えもある。アルベニス、グリーグ、メトネル、リャードフ、コダーイ、…。
このあたりももう少し勉強してみないと、なんとも言えない。メトネル、コダーイなどには興味はある。
いずれにしても…、今はもう少しで何とかなりそうなドビュッシーのプレリュードで頭がいっぱいである。9月の第1週を「選曲週間」にするのがいいかもしれない。それまでは、気分にまかせて下調べでもしていよう。(まずは、プロコフィエフ、ラフマニノフあたりから…)
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