■ これまでに弾いた曲とその評価
まず私自身の反省から。これまでに弾いた曲(メインの曲だけ)を並べてみる。
- モーツァルト ソナタ第16番 K.545 第2楽章 :2.5ヵ月
- モーツァルト ソナタ第16番 K.545 第1楽章 :2.5ヶ月
- バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 ハ短調フーガ 1ヵ月断念
- ベートーヴェン ソナタ第8番 第2楽章 :2.5ヵ月
- ベートーヴェン ソナタ第8番 第3楽章 :3.5ヵ月
- ショパン ワルツ イ短調(遺作) :1.5ヵ月
- ショパン プレリュード「雨だれ」Op.28-15 :1ヵ月
- バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第9番 プレリュード :1ヵ月継続中
- バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第9番 フーガ :中断中
古典派からロマン派へ、そして近現代へと考えていたのだが、ロマン派でつまづき、バッハで引っかかっている。バッハのフーガは明らかに選曲ミス。自分の技術がそこまで到達していない。
音楽鑑賞として聴くときの好き嫌いと、自分が弾くときの合う・合わないというのは、どうやら違うようだ。ショパンもバッハも聴くのは好きなのだが、なかなかうまくいかない。ショパンはうまく表現できないのと、意外と飽きるのが早い。バッハは技術的に難しくて、気持ちよく弾けない。
■ 大人のための選曲の考え方
大人の初心者~中級者のための選曲を考えるとき、最大の問題は、弾きたい曲と自分の技術レベルのギャップだと思われる。音楽鑑賞歴が長い場合が多いので、弾きたい曲はほとんど弾けない曲になってしまう。
それでも、飽きずに頑張って練習するためには、基本的には弾きたい曲の中から比較的簡単なものを選ぶしかないのだろう。自分の技量より少し上、頑張れば弾けるくらいの曲が理想だが、それを選ぶのはなかなかむずかしい。
選び方のポイントは、自分自身の反省から考えると、次の5つくらいだろうか。
a. 弾いて(弾けるようになったとき)嬉しいこと
b. 弾きごたえ(手ごたえ?)があること
c. 上達が実感できること
d. 飽きないこと
e. 頑張れば弾けそうなこと
上の曲目リストでいうと、ベートーヴェンの「悲愴」はa.~e.のすべてに合致する。何よりも弾きたい曲であったし、クリアすべき技術的課題も明確にあったし、なにより飽きずに練習することができた。
ショパンは、a.には該当するのだが、技術の問題なのか音楽性の問題なのか、b.~c.の点ではいま一つであった。バッハのプレリュードも、始める前は a.~e.に合致するつもりだったのだが、いざやってみると、思ったより難しく(e.)、今のところ上達が実感できるところまでは来ていない(c.)。
■ 選曲の幅を広げたい
ということで、今後の選曲を間違えないようにするために、a.~e.のポイントを意識しながら探すつもりである。が、一方で、少し選曲の幅を広げたいと考えている。
ひとつは、あまり馴染みのない「近現代」の曲の中で弾けそうなレベルの曲を探してみたい。ラヴェルあたりやスクリャービンあたりが最初の候補になると思っている。
もうひとつは、知らない作曲家も思ったより多いので、その勉強も兼ねて曲の候補を探そうと思う。とりあえず、聴くための曲探しをしていた作曲家をもう一度、弾くための曲探しとして聴き始めている。(今はメトネル)
昨日の記事《マスター・クラスのスケジュール発表!(ラ・フォル・ジュルネ)》で紹介した、マリー=カトリーヌ・ジローさんのプロフィールの中にもはじめて聞く作曲家名があったので、そのあたりも調べてみたい。
候補曲がいくつか見つかったら、ここでご紹介したいと思っているので乞うご期待!?(時期はお約束できませんが…)
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