✏️【追悼】ピアニスト、指揮者 ラルス・フォークトさん 51歳
多くの人が弔辞やメッセージを送っているが、オラフソンが紹介しているラルス・フォークトさんの言葉は、心にズシンと響いた。
"Enjoy the music. Everything is so fragile. It's not a given that we can make that music.❤️"
Thinking of Lars and his closest ones in these very sad times 💔 the kindest man and most wonderful artist, he sent me this last text 2 weeks ago before I went on stage somewhere. I keep thinking about these words, to the point, true and beautiful as was the man and his music.❤️ pic.twitter.com/tPRNeu4ljv
— Víkingur Ólafsson (@VikingurMusic) September 6, 2022
音楽が出来るということも "a given"(あって当然のこと)ではない。病のために以前のようには弾けなくなって、まだ弾いていない沢山の美しいピアノ曲があって…。
私事ではあるが、昨年と今年に私の友人が立て続けにがんの手術をして…。二人とも、元気に退院してはいるのだが、同年代の私としてはとても人ごとではない。
私自身の下手なピアノの練習も、出来る間はそのことに感謝しながら精一杯やりたいと改めて思った…。
ラルス・フォークトさんのことは、私がピアノを始めてわりとすぐに知った。色んなピアニストを聴いてお気に入りを探す中で…。
ピアノ音楽の鑑賞能力も低い私が、上から目線でランク(お気に入り度)付けのようなことをしている…(^^;)。このときは「B+」としてあるが、モーツァルトのコンチェルト16番 K451 はとても気に入っていた。
「モーツァルトの協奏曲…16番の方は素晴らしい。規模の大きな室内楽を聴いているかのように、ピアノとオーケストラの息がぴったり合っている。それでいてピアノ(の音色)の存在感はしっかりして美しい」
その後ときおり演奏に触れる中で、演奏もさることながら、滲み出る誠実さや人間性に好感度はとても高いピアニストだった。
今、上の記事を書いたときに聴いたモーツァルト(↓)を聴きながらこの記事を書いているが、本当に素晴らしい演奏だと改めて思う ♪
7月に "Living The Classical Life" がインタビューをしていて、それが YouTube にアップされている。死の 1ヶ月ほど前の最後のインタビューとなった。
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