2022年9月14日水曜日

Liszt Utrecht:リストピアノコンクールが音楽祭形式に&黒木雪音さん出演 ♪

9月22日から "Liszt Utrecht" (before: Liszt Concours) の本選が始まる。「リスト国際ピアノコンクール(ユトレヒト)」と言った方が分かりやすいと思うが、今回から「音楽祭形式」?に変更され、"Non-Competitive"(↓)になったようだ。

✏️Competition Is Now Non-Competitive(Slipped Disc)

名称からも"Concours"(コンクール)がなくなり、"Liszt Utrecht" となった。


…と言っても、"Non-Competitive" というのは言い過ぎで、ここまでにも 1次のビデオ審査で 40名が選出され、1月の第2次審査(1月6〜9日)で 10名の本選出場者(↓)が選ばれている。

日本からは 1名、黒木雪音さんが出場する。

  1. 黒木雪音 日本 1998〜
  2. Viktoria Baskakova ロシア1997〜
  3. Minkyu Kim 韓国1995〜
  4. Tamta Magradze ジョージア1995〜
  5. Matyáš Novák チェコ共和国 1998〜
  6. Yeon-Min Park 韓国1990〜
  7. Leonardo Pierdomenico イタリア1992〜
  8. Vitaly Starikov ロシア1995〜
  9. Derek Wang アメリカ1998〜
  10. Kajeng Wong 香港 1990〜


10人の簡単な紹介は下記ページにあるが、写真が全員上から撮ったもの(↓)になっていて、ちょっと面白い ♪

✏️Liszt Utrecht/ 10 Pianists


"Non-Competitive" の中心となるのは、セミファイナルに当たる "The Festival Phase"(9/22-26)ということになるのだろう。

出演するピアニスト(趣旨にそって「コンペチタ」とは言わないことにする…)それぞれは、"The Festival Phase" 中で次の 4つのリサイタルを行う。今年は「シューベルト・エディション」(生誕225年)となっている。

  1. リスト作品のリサイタル
  2. 室内楽リサイタル:シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」の楽章、リストのチェロとピアノのための作品
  3. 歌曲リサイタル:リスト、シューベルト、Mathilde Wantenaar への委嘱作品(ソプラノ Bernadeta Astari と共演)
  4. シューベルト作品のリサイタル:リストがピアノに編曲した歌曲


各ピアニストは 5日間のうち 4日間に一つずつのリサイタルを行う。審査員は大変かも知れない…(^^;)?


"The Festival Phase" で選ばれた 3人のピアニストは "Grand Finale"(ファイナル)に出演し、the Netherlands Radio Philharmonic Orchestra との共演で、「さすらい人幻想曲」のピアノ協奏曲版(リスト編曲)を演奏する。

これは聴いたことないかも知れない。こんな曲(↓)。ちょっと面白いかも ♪



"Liszt Utrecht" の様子はこの YouTube チャネル(↓)で配信されることになっている。




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