9月22日から "Liszt Utrecht" (before: Liszt Concours) の本選が始まる。「リスト国際ピアノコンクール(ユトレヒト)」と言った方が分かりやすいと思うが、今回から「音楽祭形式」?に変更され、"Non-Competitive"(↓)になったようだ。
✏️Competition Is Now Non-Competitive(Slipped Disc)
名称からも"Concours"(コンクール)がなくなり、"Liszt Utrecht" となった。
…と言っても、"Non-Competitive" というのは言い過ぎで、ここまでにも 1次のビデオ審査で 40名が選出され、1月の第2次審査(1月6〜9日)で 10名の本選出場者(↓)が選ばれている。
日本からは 1名、黒木雪音さんが出場する。
- 黒木雪音 日本 1998〜
- Viktoria Baskakova ロシア1997〜
- Minkyu Kim 韓国1995〜
- Tamta Magradze ジョージア1995〜
- Matyáš Novák チェコ共和国 1998〜
- Yeon-Min Park 韓国1990〜
- Leonardo Pierdomenico イタリア1992〜
- Vitaly Starikov ロシア1995〜
- Derek Wang アメリカ1998〜
- Kajeng Wong 香港 1990〜
10人の簡単な紹介は下記ページにあるが、写真が全員上から撮ったもの(↓)になっていて、ちょっと面白い ♪
✏️Liszt Utrecht/ 10 Pianists
"Non-Competitive" の中心となるのは、セミファイナルに当たる "The Festival Phase"(9/22-26)ということになるのだろう。
出演するピアニスト(趣旨にそって「コンペチタ」とは言わないことにする…)それぞれは、"The Festival Phase" 中で次の 4つのリサイタルを行う。今年は「シューベルト・エディション」(生誕225年)となっている。
- リスト作品のリサイタル
- 室内楽リサイタル:シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」の楽章、リストのチェロとピアノのための作品
- 歌曲リサイタル:リスト、シューベルト、Mathilde Wantenaar への委嘱作品(ソプラノ Bernadeta Astari と共演)
- シューベルト作品のリサイタル:リストがピアノに編曲した歌曲
各ピアニストは 5日間のうち 4日間に一つずつのリサイタルを行う。審査員は大変かも知れない…(^^;)?
"The Festival Phase" で選ばれた 3人のピアニストは "Grand Finale"(ファイナル)に出演し、the Netherlands Radio Philharmonic Orchestra との共演で、「さすらい人幻想曲」のピアノ協奏曲版(リスト編曲)を演奏する。
これは聴いたことないかも知れない。こんな曲(↓)。ちょっと面白いかも ♪
"Liszt Utrecht" の様子はこの YouTube チャネル(↓)で配信されることになっている。
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