2021年6月4日金曜日

次のピアノ練習はラモー Les Tendres Plaintes(やさしい訴え)♪

次に練習するピアノ曲を探して 2〜3 日、ラモーを試し弾きしてみた。他に候補曲もないので、ソコロフもアンコールで弾いていた "Les Tendres Plaintes" という曲に決めた。

ラモーの中では易しい部類に入る。「28段階難易度」で「13」なので、ベートーヴェンの「エリーゼのために」と同じくらい。




とはいえ、装飾音符が苦手な私にとっては、少なくとも 3段階くらい上の難易度に感じられるのだが…(^^;)。

それと、ソコロフやオラフソンのような美しい音で旋律を弾くことも課題に入れるとすると、個人的な「体感」難易度?はさらに上がってしまう…。



ちなみに、ソコロフの演奏を聴いて、これはとても弾けない…と思った "La Poule"「めんどり」も、難易度では「17」となっているので、頑張れば何とかなるはずなのだが…。



まぁ、ピアノの難易度というのは、その人の得手不得手なども関係するので大まかな指標でしかないのだろうと思う。とくに、私のような大人の独習者は普通のピアノ学習者の物差しでは測れないのかも知れない…(^^;)。


"Les Tendres Plaintes" の日本語訳は「やさしい訴え」「優しい嘆き」「恋の嘆き」など色々あるようだが、「やさしい訴え」を使うことにする。

ラモーのクラヴサン曲一覧表を作ったときに参考にした『ラモー: クラヴサン曲集/ベーレンライター社』 に従って…。



なお、この曲は 1724年に作曲された「クラヴサン曲集と運指法」(Pièces de Clavecin avec une méthode)の中の「組曲(第3番)ニ長調 RCT 3」の 1曲目である。


ラモーの曲で、もう一つ候補にしていたのは、務川くんがエリザベート王妃コンクールで弾いた「ガヴォットと 6つのドゥーブル」なのだが、これは下記記事に書いたように、私には難しすぎて断念した。ちなみに、「28段階難易度」では「17」。





昨日から、何となく?譜読みを始めている。装飾音符がなければわりと簡単な曲だ。しかも、ロンド形式なので繰り返しが多く、練習するのは比較的ラクかも…。

なので、今回は次の二つを目標にしたいと思う。
  1. 装飾音符に対する苦手意識をなくす
  2. 美しい音の出し方を追求する

さて、どうなることやら…(^^;)?


なお、お手本にしようと思っているソコロフやオラフソンの演奏を聴いていて気がついたのだが、二人とも楽譜にない装飾音符をバンバン入れている。

まぁ、もともと装飾音符というのは、とくにこの時代は、演奏家のアドリブみたいなものだったのだろうから、そんなに驚くことではないのかも知れない。

練習が順調に行って、余裕ができたら(そうなるといいが…(^^;)…)、少し真似してみようか…な ♪?




あと、ジャン・ロンドー(Jean Rondeau)のクラヴサン(ハープシコード)演奏もなかなかいい雰囲気なので参考にさせてもらおうと思っている ♪


ジャン・ロンドーはゴルトベルクの演奏で気に入ってしまったハープシコード奏者。



ちなみに、「クラヴサン」 (clavecin) はフランス語で、英語ではハープシコード(harpsichord)、ドイツ語ではチェンバロ(Cembalo)イタリア語ではクラヴィチェンバロ(clavicembalo)…と呼ばれるようで、ややこしい…(^^;)。



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