これも聴き覚えのある曲。チェンバロ、オーボエ、ピアノで聴いてみた。
BWV1053 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia
楽章構成は第1番と同じで、ヴィヴァルディ様式の「急・緩・急」の 3楽章構成。第1楽章と第3楽章は,イタリア・オペラの「ダ・カーポ様式」を取り入れており,提示部に続いて展開部が置かれ,いったん終始して提示部が再現されて終わる形になっている。
このチェンバロ協奏曲第2番 BWV1053 もオーボエ(またはヴァイオリン?)協奏曲の原曲をチェンバロ用に編曲したものと考えられているが、原曲は消失している。のちに、オーボエ協奏曲 BWV1052Rとして復元されている。
第1楽章はカンタータ第169番「神にのみ わが心を捧げん」のシンフォニアとして、第2楽章は同じカンタータの第5曲のアリアとして用いられている。
また、第3楽章はカンタータ第49番「われは生きて汝をこがれ求む」の冒頭シンフォニアとして用いられている。
原曲のオーボエ協奏曲とカンタータと、どちらが最初に作られたのかははっきりしていないようだ。
聴いたのは、フランスのチェンバロ奏者、クリストフ・ルセ(Christophe Rousset、1961〜)の演奏(↓)。
使われている楽器は "Harpsichord after Carl Conrad Fleischer 1720 by Robert Gogle and Sons, Oxford 1990" と書いてあるので、1720年製のものを 1990年にコピーしたものだと思われる。
ピアノでの演奏は、マレイ・ペライアが Academy of St Martin in the Fields(アカデミー室内管弦楽団)と、たぶん 2000年に録音したもの(↓)を聴いた。
第2楽章は、分散和音的な伴奏部分も旋律の部分も、チェンバロよりピアノの方が好きかもしれない…(^^)♪ 全体的にはチェンバロの趣ある響きが好きなのだけれど…。
そして、復元された原曲のオーボエ協奏曲 BWV1053R をオランダバッハ協会の演奏で聴いた。オーボエ奏者はエマ・ブラック(Emma Black)という人。
これもいい感じなのだが、個人的にはチェンバロかピアノの方が好きかな…。
そして、転用された、あるいは元となったカンタータの一つ「神にのみ わが心を捧げん」(Gott soll allein mein Herze haben)BWV169 を最後に聴いた。
聴き慣れた旋律が登場すると、やはり親しみを感じる…(^^)♪
Rudolf Lutz 指揮のバッハ財団の演奏。アルトの Claude Eichenberger(クロード・アイヘンベルガー)という人もいい声をしている ♪
以上、主な出典記事は下記。
✏️チェンバロ協奏曲 (バッハ)(Wikipedia)
✏️J・S・バッハ チェンバロ協奏曲集Ⅰ 解説(渡邊順生)
✏️大バッハのチェンバロ協奏曲 第2話 チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053(祐仙の自己満足の自己愛わーるど)
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