今回はイギリスの若手、マーティン・ジェームス・バートレット(Martin James Bartlett、1996〜)。詳しいプロフィールなどは本人のサイト(↓)を見ていただきたい。
✏️Martin James Bartlett(本人サイト)
"BBC Young Musician 2014" というのに選ばれている。2017年のクライバーン・コンクールに出場しているが Quater Final(20人)で姿を消したようだ。Semifinalist 12人には入っていないので、まったく記憶にない。
→《クライバーン・コンクール、Semifinalist 12人を聴いてみた ♪》
✏️参考:The Cliburn / 2017 COMPETITION RESULTS
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今回、YouTube で検索して出てきた音源をいくつか聴いてみたが、残念ながら今ひとつ惹かれるものがなく、どれも途中で聴くのをやめてしまった。
申し訳ないが、とても上手な音大生という感じで、鑑賞の対象とはあまり思えなかった。
簡単にいうと、音はクリアできれいなのだが単調でやや硬い。音色がほぼ一つしかなく、いろいろ強弱をつけたりしてはいるが、結果としては一本調子に聴こえてしまう。「ピアノを弾いている」ことが前面に出てきて、音楽が聴こえてこない…。
まぁ、まだ若いので今後の成長に期待というところかな?
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ちなみに、このマーティン君がアンドラーシュ・シフのマスタークラスを受けている動画を見つけたので聴いてみた。曲はシューベルトの即興曲で、2016年4月の収録。これは面白くて、1時間弱の動画を最後まで楽しんだ…(^^;)。
この中でシフが指摘していることが、ほとんど私の感じたことと同じであったので、参考までに載せておく。「ピアノを(単純に)弾く」から「音楽を紡ぎ出す」にどうやって持っていくのか…が少し見えたような気がする。
シフの指摘の一つに「体が動きすぎだ。あなたはじっとしていて音楽を動かしなさい」というのがあった。「ピアノを弾いている」ことが前面に出るという印象は、この動作からも来ているのかも知れない。
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