C.P.E.バッハの「ソルフェジエット」の方は、ほぼ暗譜ができて、あとは指に覚えさせるという作業と、少しでもテンポを上げるという練習になるので、あまり書くことがない。
あえて言えば、テンポをきっちり維持するとか、強弱やフレージングの話はあると思うのだが、それは頑張るしかないので…。
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で、「シンフォニア」の方は譜読みを始めて2週間ほどになるが、かなり苦戦している。
オクターブが多いので、指使いはそれほど苦労しないかと思ったが、音型のパターンがどんどん変化していくのと、左右の交差なども含めてかなり複雑な作りになっている。
さらには、長い曲なので、途中で「前の方から2ページずつに区切りながら練習」しようかと思って最初の2ページの部分練習に入ったり、それが思うように進まずに、なんとなく先の方も気になるのでまた後半にかけての譜読みを再開したり…。
まぁ、一言でいうと「とっ散らかっている」状況…(^^;)。
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なので、ちょっと気を取り直して、もう一度計画を立てて取り組もうと思っているところ。…なのだが、その前にアンデルシェフスキとリフシッツ のバッハを立て続けに聴いて(↓)、思ったことを少し書き留めておきたい。
《アンデルシェフスキのバッハ、最高でした ♪》
《リフシッツのバッハ、パルティータ全曲リサイタル♪》
少しバッハの曲に対するイメージが変わってきたという話。というより、バッハの音楽に対するイメージや考え方の幅が広がったと言った方がいいかも知れない。
これまでは、どちらかというと声部がクリアに弾き分けられていて、全体としては整った静謐な、というと言い過ぎだが「居間で落ち着いてくつろいで聴ける音楽」という感覚が中心にあったように思う。そういう演奏が好きだった、とも言える。
極端にいうと、ゴルトベルクのアリアである。アンドラーシュ・シフが微笑みながら弾くフランス組曲のイメージも大きく影響しているかもしれない。
これまでも、オルガン曲や声楽曲を聴いたときには違う印象を、もっとボリューム感のある、もっと感情豊かな響きやハーモニーを感じていたはずだが、どうもピアノ(チェンバロ)曲となると上に書いたようなイメージを持っていたように思う。
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で、もっとボリューム感のある、もっと感情豊かな響きのあるイメージで弾くことにしたいと思う。そのためには、まずそれなりの速いテンポで弾く必要がある。
つまり、速いフレーズの音を積み重ねて音の響きを作っていくようなことが必要になると思われる。この「シンフォニア」ではそれができそうな(自分が…ではなく、一般論として)音型がたくさん出てくる。
なので、目指す方向としては、音の塊やそのうねりが感じられるような弾き方にしたい。まだ先の話だし、その可能性もかなり低いような気はするが…(^^;)。
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そのためにどうするか?はこれから考えることにして、参考のためにいくつかの演奏を聴いてみた。まずは、原曲の「教会カンタータ BWV29」から。
"Ensemble Bach Home Page" の楽曲解説によると、元の編成は「トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、弦合奏、独奏オルガン、通奏低音」ということになっている。
バッハ・コレギウム・ジャパンによる演奏を聴いてみた。まずは「なるほど…」。
↓
♪ BWV 29 - 1/8 Simphony. J. S. Bach - wir danken Dir, Gott, wir danken Dir
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続いて、オルガンの独奏。Diane Bish という女性オルガン奏者が解説をしてから演奏している。なかなか迫力がある。これが一つの参考になりそうだ。
↓
♪ J.S. Bach, Sinfonia from Cantata BWV 29 - Diane Bish
サン=サーンスの編曲によるピアノ演奏もあったので聴いてみた。これもなかなかいい。
↓
♪ Bach / Saint-Saens Ouverture, BWV 29. Nadejda Vlaeva, piano
そして、ケンプ自身の演奏によるケンプ編曲の演奏。これが一つのお手本だろう。
↓
♪ Bach - Wilhelm Kempff - Wir danken dir, Gott, wir danken dir (score)
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一通り聴いて思ったこと。楽譜を見てイメージしていたより、皆さんずいぶんテンポが速いんだなぁ…ということ。まぁ、想定内ではあるがちょっと大変だ。
まずは、早く譜読みを終わらせて、暗譜して、それから少しずつテンポを上げられるように…頑張りたい。練習の手順(計画)はある意味明らかなので…。
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《C.P.E.バッハのソルフェジエットかっこいい ♪》
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