それはそれで嬉しいのだけれど、昨年11月の「ホールでヤマハ」と同じで、まったくの準備不足。弾く曲がない。昨年練習していたシューベルトのソナタは今ひとつの出来だし、今年始めたバッハ(パルティータ4番の「サラバンド」)は間に合うかどうか…?まぁ「サラバンド」を頑張って練習するしかなさそうだけど…(^^;)。
ところで「ベヒシュタイン」という名前は知っていたものの、その中身はほとんど分かってない。なので、とりあえずネットで調べられる範囲で軽く予習しておくことにした。
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まずは基本的なこと、ということで Wikipedia を見てみた。一部引用すると…。
ベヒシュタイン(ドイツ語: C. Bechstein Pianofortefabrik AG、またはBechstein)は、スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並んで、世界3大ピアノメーカーに数えられるドイツのピアノ製造会社である。
1853年、カール・ベヒシュタインによってベルリンで創業。「ピアノのストラディバリウス」と呼ばれるほどの名器で、最高のピアノの代名詞である。
まぁ、何となく知っている範囲。「3大ピアノメーカー」は少し変わってきている気はするが…。ベヒシュタインを高く評価したピアニスト(作曲家)として、フランツ・リスト、クロード・ドビュッシー、チック・コリアなどがあげられている。
その後紆余曲折があり、現在は、Zimmermann(ツィンメルマン)、W. Hoffmann(ホフマン)というブランドを傘下に収めた「ベヒシュタイングループ」になっているようだ。
ただ、ベヒシュタイン・ジャパンのサイトには「ツィンメルマン 」は見当たらない。本社のサイトには載っているが…。日本では売ってない?
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ピアノとしての特徴としては、Wikipeiaには「頑丈な鉄骨フレーム、高いテンションの弦、総アグラフ(後述)の採用などによって弦の振動をあまり鉄骨フレームに響かせずに透明度の高い音色を実現していた」とある。この辺りは、実際に弾いてみて体験するしかない。…というより、それを体感することが目的なのだ…(^^)♪
ちなみに、本社のサイトに載っている3人のピアニストの言葉をはこんな(↓)感じ。
Michel Dalberto:"Bechstein grand pianos have a sound of which I have always dreamed."
Kit Armstrong:"As a pianist, I'm always in search of unforgettable sounds. I experienced such sounds repeatedly in recent years playing C. Bechstein grand pianos."
Abdel Rahman El Bacha:"I have always loved Bechstein for its deep, subtle and singing voice."
具体的な形容は、最後のエル・バシャの「深い、繊細な歌うような音色」くらい…。
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今回弾けるのはコンサートグランドの大きいモデルではなく、奥行き192cmの "C.ベヒシュタイン マイスター・ピース M/P 192" (↓)というもの。これはサイズでいうと、ヤマハの "CF4"(191cm)あたりに相当するようだ。ちなみに、お値段は¥11,200,000 ほど…。
去年「スタインウェイ」を弾いて、今年「ベヒシュタイン」を弾けるというのはクジ運がいいというのかラッキーである。とても楽しみなのだが、十分に弾き心地や音色を味わうためにもパルティータの練習、頑張らなくちゃ (^^)!
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おまけ:Wikipedia の説明にあった「総アグラフ」について。
アグラフ |
まず「アグラフ」というのはピアノの弦を押さえる部品(振動止め)で、上の図のように弦を一本一本通す穴があいた大きめのネジのようなもの。弦の数は低音〜高音で1本・2本・3本となるので穴の数が異なる3種類があり、弦の間隔をそろえることができる。
すべての弦にアグラフが使われているのが「総アグラフ」で、上位機種でしか使われない。ただ、上位機種でも音色などの関係で一部にしか使われないこともあるとか…。
で、通常のモデルではどうなっているかというと、「フレッシャーバー」という、弦をまとめて押さえる細い金属部品が使われているらしい。
アグラフを使うと弦の間隔がずっと一定に保たれて音の統一感が向上し、「フレッシャーバー」の場合、長年使っているうちにその間隔がずれることがあるそうだ。
…などという説明が下の記事に書いてある。…と先に紹介すべきだったか…(^^;)。
✏️”上位機種”のピアノって何が違うのか(アグラフ編)
おまけのおまけ:「アグラフ (agraffe)」というのは「留め金具」のことで、フランス語から来ている。衣服に使う「ホック (hook)」のことをフランスでは「アグラフ (agrafe)」というらしい。
以上、知っててもあまり役に立たない知識?でした…(^^;)。
2 件のコメント:
総アグラフは、20世紀末のベヒシュタインを最後に、基本的にまったく作られていないのですが…?
M/P192は総アグラフではなく、このクラスの総アグラフはM180までで終わっている。
生半可な知識なら、書かない方がよい。
コメント、ありがとうございます。
「生半可な知識」は仰るとおりで、この記事は初めてベヒシュタインを弾けることになって、「とりあえずネットで調べられる範囲で軽く予習」したことを、どちらかというと自分の勉強のためにまとめたようなものです。なので、引用記事も明記してあります。
このブログは専門家として何かを解説したり、自説を述べているものではなく、あくまで個人の趣味のピアノに関する日記のようなものです。その辺りをご理解の上、どうかご容赦のほどお願いします。
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