2017年1月13日金曜日

4年間に練習した曲とこれからの選曲…?

定年退職をきっかけに始めた趣味のピアノも、5年目に突入している。我ながらよく続いたものだと感心している。

4年間といえば、大学生が入学して卒業するまでの時間。そのなが〜い4年間を振り返ってみようと思って、練習してきた曲の表を作ってみた。


2013年〜2016年の年ごとに色分けしてある。「日数」は練習期間、「難易」は28段階難易度の分かるもの(一部推測)を記入。「出来」は「A=発表会OK?、B=自己満足、C=不満、D=挫折」。




最初の2年間は、記録をつけてなかったので大雑把である。

せっかく表にしたので、練習日数と難易度の平均値を出してみた。1曲の平均練習期間は41日、平均難易度は17であった。

今年の目標に「難易度20前後を目指す」と書いたが、表を眺めていると何とかなりそうな気もしてきた。


もう一つ「ソナタなどを中心に『本格的』な曲」に取り組みたい、と書いたのだが、振り返ってみると1年目から結構「本格的」な曲をやっているではないか!?

まぁ、といってもピアノソナタは緩徐楽章が中心だし、ショパンは「雨だれ」くらいしかやってないし、平均律やフランス組曲も「弾けそうな曲」しかやっていない。一覧表にすると、そういうことがよく見えて来る…。


「出来」を見ると、A(下手でも発表会に出せるレベル)が1曲もないのが残念である。ほとんどが B(自己満足)レベルだ。D(挫折)はバッハのフーガだけに見えるが、この表に載せるまでもない「挫折」はもっとある…(^^;)。

問題は C(不満)に終わった曲である。最初から無理を承知でチャレンジした曲の「C」はやむを得ないとして、何とかなると思って取り組んで、結果「C」となった曲は反省材料である。

見方を変えれば、不得意なパターンがこれで見えるかもしれない。逆に、無理だろう?と思いながら練習してみて、結果「B」となった曲と合わせて見てみると、面白そうだ。


セヴラックの C は装飾音符を甘く見ていたことに原因がありそうだ。フランス物の洒脱な?曲は苦手かも…。ハイドンのソナタの C は何となく「苦手パターン」っぽい。

意外に得意かも?と、結果的に思えたのは、ドビュッシーのベルガマスク組曲の「前奏曲」とアラベスク1番。それと、ラフマニノフの「楽興の時」第5番。これらはちょっと嬉しかった。

それと、気持ちの上で(音楽鑑賞の方からも)苦手意識のあったロマン派、とくにシューマン、シューベルト、ブラームスあたりも、曲によってはわりと気持ちよく弾けたので、少し好きになりかけている。

とくにシューベルトは、いま練習しているソナタの14番も含めて、わりといい感じで練習できる曲になっている。


カミさんから「長調と短調でどっちが多いの?」と聞かれたので、ざっと見てみたが、そんなに偏りはなさそうだ。

「調」自体も、♯や♭の多い調にもわりと慣れてきたので、とくに意識してはいない。もちろん、♯や♭は少ないに越したことはないので、ハ長調やト長調は好きだ…(^^)♪

それよりも、テンポには間違いなく偏りがある。調べてはいないが、Allegro より速い曲はないのではないか? 歳のせい、というよりも技術レベルのせいで、速い曲、リズミカルな曲は相変わらず苦手だ…。


おまけ。作曲年(一部推定)を縦軸にして、練習した曲を順番にプロットしたグラフをお遊びで作ってみた。



なんとなくバランスよく?年代を行ったり来たりしているように見える。でも、よく見ると、やはり古典あたりが多そうだ。

20世紀の曲としては、シベリウス、セヴラック、ラウタヴァーラ、ラヴェルの4曲だけ。現代ピアノ曲への憧れはあるが、弾けそうな(かつ弾きたい)曲はなかなか見つからない…。


で、この4年間を見て、今後の選曲の方向性みたいなものを考えようかと思っていたのだが…。結局、「ソナタなどを中心に『本格的』な曲」に取り組みたい、ということ以上には今のところ考えが及ばない。

強いて言えば、ソナタは第1楽章とか最終楽章の速いものも候補曲にすることと、苦手なパターン(速くリズミカルな曲)にも挑戦すること、くらいかな…。

本当は、先日お気に入り曲になったプロコフィエフのピアノソナタ第9番の第1楽章をやる!などと言いたいところなのだが、その辺は今年の上達具合と相談しながら…ということにしておく…(^^) ♪



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