気がつくと、仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門)もすでに予選が終わっている。名前を知っているピアニストがほとんどいないので、そんなに気にしていなかった、というのもあるが…。
予選の結果、セミファイナリストとなった12人の中に、日本人は2人(北端 祥人、坂本 彩)。
昨夜発表されたセミファイナリスト12人は次の通り。
- 4 イリーナ・チスティアコヴァ / Irina CHISTIAKOVA(ロシア)
- 11 キム・ヒョンジュン / KIM Hyun Jung(韓国)
- 13 キム・ソンジェ / KIM Sungjae(韓国)
- 14 北端 祥人 / KITABATA Yoshito(日本)
- 17 イ・スンヒョン / LEE Seunghyun(韓国)
- 22 シャオユー・リュウ / Xiaoyu LIU(カナダ)
- 24 ニキータ・ムンドヤンツ / Nikita MNDOYANTS(ロシア)
- 28 坂本 彩 / SAKAMOTO Aya(日本)
- 29 シン・ツァンヨン / SHIN Changyong(韓国)
- 30 シン・ジェミン / SHIN Jaemin(韓国)
- 33 ジョンルーク・テリーン / Jean-Luc THERRIEN(カナダ)
- 37 エヴァン・ウォン / Evan WONG(アメリカ)
この中で、名前が分かるのはイリーナ・チスティアコヴァただ1人。姉のガリーナと一緒に去年のショパン・コンクールに出ていて、一応入賞候補になっていた。
それにしても、相変わらず韓国勢が強い。全体の予選参加者は辞退者を除くと34人、うち韓国が12人。そのうち5人が残ったわけだ。
日本人は、予選に5人出場して(伏木 唯、浜野 与志男、北端 祥人、酒井 有彩、坂本 彩)残ったのが2人。日本での開催ということを考えると、もう少しいてもいいんじゃないだろうか。
ところで、この仙台国際の公式サイトはとても見やすくできている。演奏のアーカイブも、演奏曲目が一覧表になっているのが便利だ。
とくに聴きたいピアニストがいるわけではないので、目新しい作曲家・曲をいくつか聴いてみることにした。
ただ、課題曲の選び方はけっこう自由度が高い(↓)わりに、目新しい曲はそんなにはない。現代曲はやはりチャレンジングなのだろうか?
任意の独奏曲で、35分以上かつ40分を超えない演奏時間のリサイタルプログラムを構成し、演奏する。ただし、下記の作曲家の作品から1曲以上、かつ、10分以上の演奏を含めなければならない。
J.S.バッハ,ハイドン,モーツァルト,ベートーヴェン,シューベルト,メンデルスゾーン,ショパン,シューマン,ブラームス
いくつか聴いた曲目は下記。中にはちょっと面白いものあった。
- タネーエフ / 前奏曲とフーガ 嬰ト短調 op.29
- グバイドゥーリナ / シャコンヌ
- シチェドリン(プレトニョフ編曲) / 「アンナ・カレーニナ」より2つの演奏会用小品
- デュティユー / 3つの前奏曲 第1曲 「影と沈黙から」
- バルトーク / ピアノ・ソナタ (1926)
- デイヴィッド L. マッキンタイヤー / ワイルド・イノセンス
また、「ライブ映像」(トップページからリンクあり)もあるので、ゆっくり聴ける時間があれば聴いてみようと思っている。セミファイナルは17日(金)から3日間。
ただし、曲目がベートーヴェンの第3番か第4番の協奏曲なので、同じ曲を続けて聴くことにもなりかねないが…。
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