"SlippedDisc" というサイトに、 "The best dental pianist" という記事があった。"dental pianst"??、歯医者のピアニスト?
歯のピアニスト?って何だろうと思ってみると、「ヴァン・クライバーン国際アマチュアコンクール」の結果だった。1位になった人の職業が歯医者さん…。
歯医者さんといっても "periodontist" と書いてある。これは「歯周病専門医。 欧米先進諸国では歯周病とインプラント治療のエキスパート」だそうだ。
ピアノで稼いでいる人は出場できないので、入賞者リスト(↓)には職業が書いてある。例えば、2位の人は元 "ophthamologist"。これも難しい単語だが「眼科医」らしい。"stay-at-home mother" は「専業主婦」ということか…。
1位:Thomas Yu, 38, periodontist (Canada)
2位:Michael Slavin, 65, retired ophthamologist (United States)
3位:Xavier Aymonod, 40, strategy consultant (France)
審査員賞:
Deirbhile Brennan, 46, accountant (Ireland)
Lana C. Marina, 47, stay-at-home mother (United States)
「ヴァン・クライバーン国際アマチュアコンクール」の公式サイトを見てみると、なかなか充実していて、ちょっと驚いてしまった。
68人の出場者全員の写真も掲載されているし、ライブ・ストリーミングもあったようだし、YouTubeチャネルのアーカイブも立派なものだ。
このコンクールの直前にあった(らしい)「ロベルト・シューマン国際コンクール」の公式サイト?のショボさ、情報のなさから比べると雲泥の差である。
ちなみに、シューマンコンクールで日本人2人が1位なしの2位・3位に入ったことも、あまり話題になっていないような…。
「梅村知世さん(27)が2位、阿見真依子さん(29)が3位」
アマチュアとはいえ、コンクールの中身もしっかりしている。Preliminary から Final まで、4つのラウンドがあり、Final は1楽章だけとはいえコンチェルトを弾く必要がある。
賞金は、1位が $2,000(と2017年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのオフィシャル・ゲストとしてペアの招待券)、2位が $1,500、3位が $1,000 なので、こちらは少額だ。
交通費や宿泊費は自己負担なので、日本から行くと、優勝してもアシが出る…。
ちなみに、日本からも7人ほど参加している。職業・年齢はこんな(↓)感じ。みなさん、現役で職業を持っている人のようで、偉いもんだと感心する。
Web designer, 47
College physics instructor, 35
Management consultant, 50
Ophthalmologist, 55
Software engineering manager, 49
International civil servant, 57
Human resources director, 40
もしや、と思ってねもねも舎のブログをチェックしたら、こんな(↓)記事があった。自分には(当然!)関係ないと思って読み飛ばしていたみたいだ…。
アルゲリッチとか雲の上だと思っていたが、その雲のかなり下の方にも、私から見ると「雲の上」としか思えない、こういう世界もあったんだ…、と妙な感想を持ってしまった…(^^;)。
0 件のコメント:
コメントを投稿