6月7日、いよいよ待望の「ギドン・クレーメル ルカ・ドゥバルグ デュオ・リサイタル」を聴きに行く。ルカくんのピアノを生で聴けるのかと思うだけでワクワクする。
プログラムは、下記の通り。
デュオ・リサイタルなので、ピアノ・ソロは「夜のガスパール」だけだ。去年のチャイコフスキー・コンクールで聴かせてくれた素晴らしい演奏の再現(あるいはさらなる進化)を期待したい。
- ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(デュオ)
- ラヴェル:夜のガスパール(ルカ・ドゥバルグ)
- イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番(ギドン・クレーメル)
- フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(デュオ)
ラヴェルのヴァイオリン・ソナタは初めて聴く曲だ。
YouTube で探すと、ユジャ・ワンと Kavakos Leonidas というヴァイオリニストの演奏があったので聴いてみたが、イマイチであった。
これ(↓)がよかった。Renaud Capuçon & Franck Braley の演奏のようだ。
曲はなかなか面白い。ジャズの影響も受けた曲(とくに第2楽章「ブルース」)らしいので、ジャズも弾いてしまうルカくんがどんな演奏をするか楽しみだ。
「No.2」とあるので、気になって調べてみた。このト長調(1923-37年)以外に、1897年に作曲された「遺作のヴァイオリン・ソナタ」というのがあるようだ。Wiki によると、
「…存命中には出版されなかった。作曲者の生誕100周年の1975年に再発見され、ニューヨークで蘇演されるまで、永らくその実像を知られてはいなかった。晩年の多楽章の活気あるソナタとは対照的に、哀調を帯びた瞑想的な曲調を持つディーリアス風の作品でイ短調、長大な(17~18分)単一楽章で構成されている」
とのこと。
フランクのヴァイオリン・ソナタは聴いたことがあるはずだが、自信がないので、これも YouTube で聴いてみた。
ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)とカティア・ブニアティシヴィリの演奏(↓)は、ちょっとイメージと違っていた。やや乱暴にも聴こえる。
♪ Maxim Vengerov and Khatia Buniatishvili - César Franck Violin Sonata in a major
※追記@2023/03/27:「再生できません」
ギドン・クレーメルの演奏を探したら、なんとこちらもピアノはブニアティシヴィリ。(しかも今回と同じサントリーホール)このピアニストはあまり好みではないので、どうかな?と思いながら聴いてみたが、思ったよりいい。
ブニアティシヴィリが大人しい?なんだかいつもより真面目?に弾いているように見える。相手がクレーメルだからなのか、2012年頃はこんな感じだったのか、それは分からない。
♪ Gidon Kremer plays Franck 1/2 : Sonata for Violin & Piano
♪ Gidon Kremer plays Franck 2/2 : Sonata for Violin & Piano
※追記@2023/03/27:「再生できません」
で、夜のガスパールは、予習するつもりはなかったのだが、ちょっと気になったので、チャイコフスキー・コンクールの映像がまだ見られるのかチェックしてみた。あった(↓)! ♪ medici.tv さん、えらい!
今回のリサイタルと同じ(今回がチャイコンと同じ…)次の2曲。
Nikolai Medtner. Sonata in F minor, Op. 5
Maurice Ravel. Gaspard de la nuit
聴くつもりはなかったのだが、つい"▶︎"(play)を押してしまったのが運のツキ? 出だしから引き込まれる演奏。そうそう、この高揚感がルカ・ドゥバルグなのだ。
そういえば、メトネルのソナタはあまりの演奏に第1楽章でブラボーと喝采が起きてしまったんだった。…などと思いながら、結局は最後まで聴いてしまった。やっぱり、いい ♪
火曜日、雨が降らなければいいのだが…。
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