2015年5月2日土曜日

ラ・フォル・ジュルネ初日堪能 ♪&マスタークラス予定

今日、いい天気のなか、LFJ(ラ・フォル・ジュルネ)の初日を一日楽しんだ。今回は、ピアノ・ソロではなくピアノ四重奏曲を(たぶん)生まれて初めてナマで聴いた。

予定になかった講演会「“ゴルトベルク”に灯る、バッハの情熱の火」(講師:澤谷夏樹)も、カミさんの希望で聞くことにした。これが11時からで、その整理券をもらうのに9時半に行かなくてはならないので、朝から有楽町に出かけることになった。


一日の行動はこんな(↓)感じ。

09:30〜 講演会整理券ゲット
11:00〜12:00 講演会「“ゴルトベルク”に灯る、バッハの情熱の火」
12:00〜 ランチ
13:45~14:35 コンサート:“恋する作曲家たち~ロマン派の恋の極み”
15:00〜 マスタークラス整理券ゲット
16:30~17:30 マスタークラス:エマニュエル・シュトロッセ


一日中、3つのプログラムに加えて、整理券ゲットのために並んだり、空き時間は展示やショップや無料の演奏を回ったりして、とても楽しめたのだが、やはり少し疲れてしまった…(^^) ♪

なので、今日は、初めて聴いたピアノ四重奏の感想だけ簡単に報告する。講演会とピアノのマスタークラス(講師:エマニュエル・シュトロッセ、曲:デュティユーのソナタ 3楽章「コラールと変奏」)については、明日以降にでも…。


曲目は、ブラームスの「ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 op.60」とマーラーの「ピアノ四重奏曲断章 イ短調」。演奏は、アンドレイ・コロベイニコフ (ピアノ) と プラジャーク弦楽四重奏団。

まず第一印象。さすがにナマ演奏、事前にYouTubeで聴いたのと音がまったく違う!そして、思ったより迫力(音量)もある。

イヤホンで聴く音との違いは、一つは低音の響き。弦楽器の、それもチェロの低音の響きは、波動が直接届いてくるような印象である。そのため、全体の音楽が豊かに響く。

もう一つは、楽器の一つ一つがよく聴こえてくること。オーディオの世界では、音の分離とか解像度とかいうのだと思うが、それぞれの楽器が埋もれずにそれぞれのパートを主張している。フォルテの中の、チェロのピチカートさえはっきり響いてくる。それでいて、全体の統一感のある分厚い音楽も伝わって来る。

とくに、イヤホンでは、ともすると弦楽器の主旋律にかき消され気味であったピアノの音が、ナマ演奏ではしっかり際立っていた。これは、ちょっとした発見&感動であった。


曲については、マーラーの方がよかった。というか、私の好みであった。カミさんは「断然、ブラームス」という感想だったので、受け取り方は人それぞれということのようだ…。

これで、これまでほとんど眼中になかった室内楽(ピアノを含む)も、私の鑑賞曲のなかに入ってくることになりそうだ。


あと、参考までに明日・明後日のマスタークラスの予定(写真)を掲載しておく。




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