2015年5月12日火曜日

「聴いてみたいピアニスト50人」チェック結果5

《聴いてみたいピアニスト50人:「ピアニストの系譜」から》のチェックがやっと終わった。3月14日のイリーナ・メジューエワから始まって、昨日聴いたアダム・ハラシェヴィチまで約2カ月の長い行程であった。

途中、少し「面倒だな〜」という気分になったこともあった(とくにいい演奏に恵まれない時期とか…)が、おおむね楽しい時を過ごすことができた。いろんな発見もあり、「いい音楽(演奏)とは?」を考えるきっかけにもなり、面白かった。そのあたりの感想文も書いてみたいが、今日はとりあえず最後の6人のご報告。


これまでのチェック結果はこちら。
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今回は70代以上(最高齢83歳)の6人。ほとんどが、どこかで聞いたような名前のピアニストである。

文末の一覧表は、個人的な総合評価(好み)で「A: 良い、B: 普通、C: 好みじゃない」の3段階を基本にして、気持ちで「プラス/マイナス」をつけてある。Aランクには黄色(A)またはオレンジ色(A-)の網掛けをした。

また、A、A-ランクには、聴いた中で一番いいと思った「お薦めの音源」を一つだけ記載してある。クリックするとYouTubeにとぶ。


今回、Aランクは1人もいなかったが、A-(Aランクだと思うのだけど、あとプラス何かが欲しい)は半数の3人。これは意外な結果であった。ご高齢で昔のピアニストということもあり、正直あまり期待していなかったのだが(失礼!)。私の好みが「昔風」ということ…かも?

それぞれ簡単に感想を書いてみる。


リチャード・グードはアメリカのピアニスト。おそらく、今回始めて聞く名前である。

ベートーヴェンのソナタもかなりいい感じなのだが、それよりも気に入ったのがショパンである。第一印象としては、あまりショパンらしくないかも知れない。ややふくよかで、豊かな響きの健康的(?)なショパン。まだ、私自身「消化」できてないところもあるが、もっと聴いてみたくなるような演奏であることは間違いない。

いま、ショパン・コンクールの出場者の演奏を少しずつ聴き始めているので(→《2015年ショパン・コンクール出場者12人 ♪》)、ときおり聴き比べてみようかと考えている。


スティーヴン・コヴァセヴィチも、どこかで聞いた名前だな〜と思っていたのだが…。実はアルゲリッチの何番目かの旦那さんで、娘のステファニーさんは、ドキュメンタリー映画「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」を作った監督さんであった。コヴァセヴィッチ自身も、その映画に出演していたはずだ。


ちなみに、今年2015年のロン=ティボー国際コンクール(ピアノ部門)の審査員長でもある。


その演奏だが、ベートーヴェンの「悲愴」ソナタがとくによかった。早めのテンポで、歯切れよくダイナミックだ。第1・第3楽章はちょっと飛ばしすぎのような気もしたが、なにせ聴いていて気持ちがいい。

他にシューベルトのソナタとバッハのパルティータ4番(2曲だけ)を聴いたが、作曲家ごとにふさわしい解釈・演奏をしていて、いずれも好みの演奏である。


アダム・ハラシェヴィチ(ポーランド)は、「1955年、ワルシャワで開催された第5回ショパン国際ピアノコンクールで、ウラディーミル・アシュケナージを抑えて優勝を果たし」た人だけに、ショパンの演奏はさすがである。

私自身、アシュケナージのショパンを聴きなれていたのだが、ハラシェヴィチのショパンももう少し聴いてみたいと思う。他の作曲家の演奏(音源)がほとんどなかったのが残念であった。

リチャード・グードとともに、ショパンの聴き比べに登場してもらおうと思っている。


名前結果お薦めの音源
アダム・ハラシェヴィチA-Chopin Nocturnes Op.9, 15, 27, 32, 37
スティーヴン・コヴァセヴィチA-Beethoven Piano Sonata No. 8
ブルーノ・レオナルド・ゲルバーB-
エドワード・アウアー-
リチャード・グードA-Chopin - Scherzo No. 4 in E major, Op. 54
ネルソン・フレイレB+



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