この曲は「暗譜」優先でやった方がいいかも…?
この「牧歌」という曲、なんだか不思議な曲である。私の練習と同じで、何となく「とりとめない」感じがする…。
構成としても、三部形式みたいになっているし、区切り(フレーズ)もしっかり分かれているのだが、全体を通して同じような雰囲気がずっと続いている。
テーマ(主旋律)が、いろいろ変化はするものの、たぶん一つで、明確な気分の転換があまりないせいかも知れない。
伴奏の形もいくつかの変化はあるが、中声部の同音打鍵の印象が強くて、全体を支配?している感じがする。
まぁ、弾き方が下手なせいもありそうだ…(^^;)。中声部の同音打鍵をもっとソフトにして、旋律を際立たせてレガートに歌うことができれば、かなり印象も変わるのだろう…。
全体的に、もっと強弱の変化(起伏)を付けて、曲の流れに大きな山と谷を作ることが出来れば、もっといい曲に聴こえるような気もする。
そのあたりが課題といえば課題と言えるかもしれない。
ただ、そうするためにはもう少し「弾ける」ようにならないと…。少なくとも、楽譜を見ないでも弾ける程度には「暗譜」しないと、うまく行くような気がしない。
この曲の難易度は 28段階の「20」と高いのだが、実は、練習している感覚としてはそんなに「難しさ」は感じていない。といっても、弾けている訳ではなく、相変わらず「難所」(↓)は攻略できてないのだが…(^^;)。
…で、上の「難所」などは何度も練習しているのでいつの間にか「暗譜」しているのだが、逆に、曲の出だし(冒頭の楽譜)などはいまだに覚えられなくて、楽譜を見てしまっている。
このあと、同じ旋律が繰り返されるのだが、伴奏がかなり違っている。ただ、その違い方が、同じ音がオクターブ上だったり下だったりするので、なかなか頭に入らない…(^^;)。
なので、数日前から、意を決して?「暗譜」を優先することにした。弾ける・弾けないは気にせずに、とりあえず楽譜を見ないで練習できる状態にすることを目指している。
やり方は「楽譜を見ないで弾くこと」…。
少し前に、「暗譜するには、練習しているときから楽譜を見ないようにすることが効果的」というコメントを戴いたことがあって、それが割と気に入っている ♪
伴奏のオクターブ違いが覚えられないので、つい楽譜を見ていたのだが、見るからいつまでも覚えられない…というワナ?にはまっていたのかもしれない…(^^;)。
ということで、少しずつ「暗譜」は進んでいる…と思う。
暗譜した部分は弾き心地も少しよくなっていて、上に書いた「中声部をソフトに」とか「旋律を歌わせて」とかをちょっとだけ意識できるようになってきた感じがしている。
…ので、しばらくはこのやり方を続けようと思っている。
ただ、いまだに「譜読み」をしているような気分だ…。というか、これまで練習した曲も含めて、私の練習は「譜読み」に終始して終わっているような気もしてきた…(^^;)?
気がつくと、9月もあと少しで終わり。ということは、今年もあと 3ヶ月…。ショパンコンクールが始まるのは嬉しいが、自分の練習を考えると複雑な気持ちだ…😞
まぁ、あと 1〜2週間で「牧歌」を何とか形にしたいと思う ♪
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