2021年9月11日土曜日

▼シャブリエ「牧歌」やはり難易度高い、まだ音がとれてない…(^^;)

シャブリエの「牧歌」(Idylle)の練習を開始してから 1週間、まだ譜読みというか「音とり」の段階を脱していない。

練習を始めた頃は「思ったより弾けるかも…」などと思っていたのだが、途中からだんだん難しくなってきて、さすが 28段階難易度の「20」だけのことはある…などと妙なことに感心したりして…(^^;)。




進捗報告の前に、楽譜の冒頭に書いてあるフランス語の指示について…。

読めないのであまり気にしていなかった…(^^;)…のだが、使っている楽譜(名曲集)に簡単な解説とフランス語の説明が載っていた。

"avec fraîcheur et naïvetéというのは「生き生きと素朴に」、"bien chanté très en dehors" というのは「十分に歌って、とくに外声をはっきりと」という意味。

ゆったりした感じで弾くつもりだったのだが、「生き生きと…」となると、やはり多くのピアニストのように少し速めのテンポがいいのかも…。「♩=120」もあるし…。

また、上の楽譜には "dolce e leggierissimo" とあるが、使っている楽譜には "la 2de. et la 3e. partie leggierissimo"(中声部と低声部はきわめて軽快に)という声部への指示も書いてある。


ちなみに 19小節目から、低音部がレガートの半音階的な動きになってちょっと雰囲気が変わるところには "très doux" とあるのだが、これは「非常に甘く」という意味。

あと、最後のコーダ部分には "sans ralentir jusqu'a la fin"(終わりまでラレンタンドなしに)とあり、そのあとにさらに "très en mesure"(拍を明確に)と書いてあるので、シャブリエはよほど、コーダでテンポがゆるむことを嫌ったのだろう…。


せっかくなので、あとでこの記事(↓)に追加しておくことにする。



…で、練習の方の進捗であるが、一言で言うとあまり進んでない…(^^;)。

高音部のメロディーをレガートで弾きながら、中声部と低声部を軽快に(スタッカート)で弾くというのは、最初に考えていたよりは出来そうな感じがした。

…のだが、そこに落とし穴があった。(ちょっと大袈裟だけど…(^^;)…)

そのままの弾き方で「音とり」を進めていたのだが、気がつくと指(とくに右手小指)に力が入っていて動きが悪くなり、その結果「音とり」作業がぎこちなくなっていたのだ。


なので、ある程度「音」を覚えるまでは、「レガート+スタッカート」を忘れて、「音とり」に専念しようと方向転換した。

ついでに、ペダルも使うことにした。これも指に余計な力みが入らないために…。

初心者は(私だけかも…(^^;)?)、ペダルなしで練習すると、音をつなげようとするために余分な力をいれてキーを押し続けたりする傾向があるようなのだ。


今のところ一番苦労しているのは 15小節目からの下記の部分。右手の臨時記号を含んだ動きと左手の伴奏がうまく合わない…(^^;)。まぁ、指で覚えるしかない…。




これは、後半にも少し形を変えて登場する。右手はオクターブ上がっただけだが、左手伴奏が少し変化している。こういう「合いの手」的な伴奏は苦手だ…(^^;)。




まだ、練習を開始して 1週間なので、あまり進んだ感じはないのだが、まぁ、こんなところかな?…というのもある。

もうしばらく、今の感じで練習をして、大まかに全体の音を覚えたら、今回は最初に「難所」(上の二つなど)の克服を優先しようかと思っている。

早く気候が安定して、果物が美味しくなって、ゆったりと「芸術の秋」を堪能できるようになるといいなぁ…(^^)♪



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