譜読みの段階はほぼ終わって、「難所」中心に部分練習もしながら、何となく全体練習?もしている…という、ちょっと「とりとめのない」練習になっているかも…(^^;)。
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今回も進捗報告の前にちょっと寄り道…。「弾き方」についての悩み。
この曲は、楽譜で 6ページ、プロの演奏で 3分半程度。構成としては、大きくは三部形式のようになっていて、ホ長調-ト長調-ホ長調と中間部で転調している。
テーマ(主旋律)は 1つと考えていいと思われる。それが少しずつ変化しながら繰り返される中で、伴奏の形もなかなかオシャレな感じで色々と展開される。
シャブリエ自身の指定は "avec fraîcheur et naïveté" (生き生きと素朴に)、"la 2de. et la 3e. partie leggierissimo"(中声部と低声部はきわめて軽快に)という感じ。
PTNAの解説(✏️シャブリエ :10の絵画風小品)では、「色彩感覚に満ち、温かく、軽妙洒脱な雰囲気」とあって、「牧歌」については「飾らない素朴な旋律が、絶妙に変化していく軽快な左手にのせて生き生きとうたわれる」という解説が載っている。
問題は私の技術力。「軽妙洒脱」「絶妙に変化していく軽快な左手」などはとても無理。…というか、むしろ苦手分野かもしれない…(^^;)。
逆に、そういう軽快な弾き方をこの曲で練習するというのはある(一応、そういう気持ちはある…)と思うのだが…。
で、改めてプロのお手本演奏を探してみた。
すると、ピエール・バルビゼ(Pierre Barbizet、1922 - 1990、フランス)が『シャブリエ:ピアノ作品全集』 という CD を残しているのを発見。早速、YouTube で聴いてみた。
これが素晴らしかった…(^^)♪ まさに「軽妙洒脱」、起伏に富んだ絶妙な変化がなんとも言えない ♪
この演奏を聴いて、改めて楽譜を見てみると、クレッシェンド、ディミヌエンドがたくさん書いてある。「起伏」は重要!(譜読み段階で気付けよ!…(^^;)…)
でも、こんな軽やかな演奏は私には無理…。もっと「素朴」?というか初心者にも参考になりそうな演奏はないかと探していたら、こんな演奏(↓)を見つけた。
一言で言うと「元気のいい牧歌」? Clark Bryan というカナダのピアニストの演奏だが、バルビゼと比べると大雑把?な感じがしないでもないが、なぜか親しみを感じる ♪
左手の低音にときどきアクセントが付くのもいい感じで面白い。
ちょっと好きな演奏かも…。「牧歌」的なのどかさはあまり伝わってこないが…(^^;)。
…ということで、弾き方の模索をしながら、実際にはもっと低いレベルで、弾けないところを四苦八苦しながら練習中である。
まぁ、少し進んでいるところもあるが、全体的にはまだまだ…。
左手の音が跳んだり、同じ旋律でも伴奏の形が違っていたりするので、ある程度覚えて、楽譜を見ないでも練習できるようにする必要がありそうだ。
現在、集中して反復練習をしているのは、前回も報告した「難所」。15小節目からの下記の部分である。ここは繰り返し練習しているので、さすがに「暗譜」した…(^^;)。
あとは、指が覚えてくれるまで練習を繰り返すしかない。
あと、中間部の最後、55小節目〜のところ(↓)もちょっと苦労している。
左手のトリルが難しい。トリル自体が苦手な上に "sf pp" などという指定がある。プロの演奏を聴くとそれがとてもいい感じなのだが、なかなかそんな風には…(^^;)。
そのあとの 2小節も手こずっているが、これは時間の問題だろう…。
まぁ、全体的には少しずつは進んでいると思うのだが、相変わらず「牛歩」というか「亀の歩み」というか…。
たまには、その日の練習の終わりに「今日は進んだなぁ ♪」という実感とか、「この曲、意外と弾けるかも…」という手応えを感じてみたいものだが…(^^;)。
台風14号の影響で外は大雨☔️。何だかこっちに向かっているような…😥
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