2020年5月26日火曜日

▼ベートーヴェン:ソナタ31番「嘆きの歌2」疲れ果て…(^^;)

ベートーヴェンのピアノソナタ第31番第3楽章の練習は、一応「嘆きの歌2」まで来た。「一応」というのは、「フーガ1」の暗譜が終わってないから…。

フーガの暗譜には時間がかかりそうなので、このあとも継続してやるつもりである。



で、この「嘆きの歌2」であるが、あまりに音楽的内容が深すぎて(よく分かっている訳ではないが、おそらく…)、どう弾いていいのか?ちょっと途方に暮れているかも…。

困ったときのネット検索…ということで色々調べてみるのだが、なかなか「弾き方」を教えてくれるような記事は見当たらない。

例えばある記事には、"Ermattet, klagend" という「疲れきって嘆くように」という指示があるので「最初の Arioso よりも深く衰弱し、落胆を表現しなければならない」などという説明がある。…のだが、その「落胆」をピアノでどう表現すればいいのか?ということについては何も書かれていない。


この曲を練習するに当たって知りたいのは、左手伴奏の和音の弾き方だったり、ペダルの使い方だったり、切れ切れの旋律をどう弾くか、だったりするのだが…。

とくに、ペダルがよく分からない。最初の2小節ほどにはペダル記号(Ped.〜*)があるのだが、その後には何も書いてない。「息も絶え絶え」なのだとすれば、あまりペダルを使う気もしないのだが、それだと左手の和音がとても難しくなる…。

とりあえずは、両方を試しながら、プロの演奏も参考にしながら試行錯誤(暗中模索?)をしているところであるが、"Ermattet, klagend" を表現する前にこちらが「疲れ果て」てしまいそうな感じだ…(^^;)。


楽譜からは、ベートーヴェンが "Ermattet, klagend" を何とか譜面で表現しようとしていることが感じられる。休符で頻繁に途切れる旋律や、掛留音や先取音を含む左手の和音進行や、実に細かい dim.poco cresc. の指示などに現れていると思う。

ある意味では、そういう作曲家の指示に従うことが、結果的に「疲れきって嘆くよう」な「落胆」を表現するのにつながるのかも知れない。

色んなピアニストの演奏を聴き比べる中で、「"嘆きの歌"は弱音主体で抑揚をそれほど大きくつけずに感情を抑制した感じで弾くタイプと、抑揚をつけて感情を表出するタイプ」とがある、と書いてある記事もあった。

これは「なるほど ♪」である。で、私は前者の、感情を抑制して淡々と弾くタイプを選びたいと思った。ちなみに、この記事に登場するクラウディオ・アラウは後者だそうだ。

✏️アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第31番(気ままな生活)


なんだか、進捗報告というより愚痴みたいな記事になってきた…(^^;)。

まぁ、要するに苦労しているということで…。でも、一応少し進んで「嘆きの歌2」を頑張っている…という感じ…ですかね…🤗?

当面のメニューとしては下記。

  • 「フーガ1」を地道に通し練習+部分練習
  • 「嘆きの歌2」の試行錯誤
  • 「フーガ2」の先行部分練習


「フーガ2」は、とくに後半の速い部分は「超難所」ということが分かっているので、少しでも早めに指慣らしをしておこう、ということでちょっとだけ指の練習。


ところで、昨日スーパーに買い物に行ったら、ダイソーが超混雑していて入口で引き返してしまった…(^^;)…ということがありました…。「解除になりそう」というニュースだけで、みなさん気が緩んでしまうのですかね…😓。



【関連記事】
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番、少しだけ「嘆きの歌2」へ ♪》

《▼ベートーヴェン:ソナタ31番、第3楽章のフーガ暗譜の妙案は?》

《▼ベートーヴェン:ソナタ31番、第3楽章の暗譜はボチボチ…》


  にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 

0 件のコメント: