2020年5月30日土曜日

BTHVN op.24: ヴァイオリンソナタ5番、心洗われる「春」 ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.24。ヴァイオリンソナタ第5番「春」(1800-01: 30-31歳)である。

有名な曲なので、とても懐かしい感じ…というか昔かなり聴いていたようでよく覚えていた。同時に何か新鮮さというか心洗われる清涼感のようなものも感じる。こんな時だからこそ感じるものがあるのかも知れない。


Op.24

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


昔(学生時代)は何もわからず、ただ有名だから聴いていたような気がする。で、その時点では、ヴァイオリンソナタというのはヴァイオリン独奏がメインで、ピアノは単なる伴奏だと思っていた。

今回、この曲を久しぶりに聴いて、ピアノの美しさに少し感動している ♪ 第1楽章の主題をピアノが演奏するところも美しいし、第2楽章の冒頭もなかなかいい…(^^)。


自分自身がピアノを練習し始めたということもあるだろうが、やはり「知識」の影響もありそうだ。

つまり「ヴァイオリンソナタ」というのは「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」であること。なので、聴く耳の50%はピアノに集中しているような気がするのだ…(^^;)。

しかも、第4番・第5番あたりで、ベートーヴェンは、それまでは「ヴァイオリン助奏付きのピアノソナタ」だったヴァイオリンソナタを、ヴァイオリンとピアノを対等に扱う形へと進化させたのだ。…と思って聴いているのだと思う。


お気に入り演奏は、第4番を聴いたときからほぼ決まっていた…(^^;)?

 James Ehnes と Andrew Armstrong のこの CD(↓)がいい ♪ とくに、この曲ではアンドルー・アームストロングさんのピアノの美しさも際立っているような気がする。


Beethoven: Violin Sonatas Nos. 4, 5 & 8




YouTube では、第4番と同じく、ピリスさんと Augustin Dumay(オーギュスタン・デュメイ)というヴァイオリニストの演奏が一番好みにあっている。ただ、デュメイのヴァイオリンはときどきやや大げさに聴こえる。ピリスさんのピアノは美しいのに…(^^;)。

♪ Pires / Dumay Beethoven Violin Sonata No.5 in F minor Op.24 SPRING



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