記事を更新しながら、思ったことをいくつか…。
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12月6日に「モスクワ国際グランドピアノコンクール」優勝者・日本人入賞者コンサートというのがあって、優勝者のアレクサンダー・マロフェーエフくんと日本人入賞者の奥井紫麻(しお)ちゃんが出演するようだ。「マツーエフPresents」だ。
神童たちの演奏を聴いてみたいという気持ちもあるが、もう少し様子(成長?)をみたほうがいいような気もする。
ちなみに「モスクワ国際グランドピアノコンクール」とは去年5月初めに第1回目が開催された "Grand Piano Competition" のこと。下記参考記事。
コンサートの詳細は下記。
✏️デニス・マツーエフPresents「モスクワ国際グランドピアノコンクール」優勝者・日本人入賞者コンサート アレクサンダー・マロフェーエフ(ロシア)・奥井紫麻(日本)
※追記@2023/09/12:リンク切れ
それから、改めて思ったのは、演奏曲目が変わりばえしないな〜ということ。
海外のリサイタルでは現代の作曲家の作品も含めて、聞いた(聴いた)こともないような作曲家や曲もけっこう見かけるのだが、同じピアニストでも、日本に来ると「定番」というか、知ってる曲しか演奏しない傾向があるようだ。
例えばケイト・リウも一度ナマで聴きたいと思っているのだが、オール(ほとんど)ショパンでは行く気がしない。いくらショパンの入賞者といっても、他にも得意なレパートリーを持っているだろうに…。
要は「興行」的観点から、客が入りそうな曲目になってしまうのだろうが、残念な状況ではある。まぁ、我々「聴衆」側にも責任があるのかも知れないが、聴衆側に曲目を決める権限はないので、音楽事務所とか「興行」側の英断を待つしかないのだろう…。
そんな中で、私が知らなかった曲を上げてみると…。
まず、ウラジーミル・ミシュクというピアニストの弾く「マルチェッロ(J.S.バッハ編)の協奏曲ニ短調」。YouTube で聴いてみた。
聴いてみると、第2楽章は聴き覚えのある(たぶん)有名な曲だった。どうも、第2楽章だけ "Adagio" という名前で演奏されてるのではないかと思った。
同じくバッハの「4つのデュエット」(ラファウ・ブレハッチ)というのも初めて聞く曲名だ。YouTube で聴いてみたが、聴き覚えはない。でも、いい感じだ。
♪ BWV802-805 4 Duets Evgeni Koroliov 1999
※追記@2023/09/12:再生できません…
ヴァレリー・アファナシエフの弾く「悲しみの音楽、時に悲劇的な」という曲を作ったラビノヴィチというのも初めて聞く作曲家だ。
調べてみたらアレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキーという旧ソ連の作曲家ではないかと思われる。アルゲリッチとピアノ・デュオを組んでいた有名なピアニストでもあるらしい。知らなかった…(^^;)。
YouTube で見つけるのに苦労したが「悲しみの音楽、時に悲劇的な」という曲はこれ(↓)のようだ。ちょっと好きかも…。ソ連におけるミニマル・ミュージックの元祖らしい。一度ちゃんと調べてみよう…♪
そのほか、フランチェスコ・トリスターノが自作の「ピアノ協奏曲《アイランド・ネーション》」を日本初演するようだ(11月3日)。そういえば、トリスターノもコンポーザー・ピアニストだった。
それから、2018年だけど、シャルル・リシャール=アムランが A.ババジャニアンという作曲家の作品を何曲か演奏する。この作曲家についてもあとで調べてみようと思う。
ピアニストについても、初めて聞く名前が相変わらずたくさんいる。どんどん新しい(古くても私の知らなかった)ピアニストが出て来るな〜。まぁ、それはそうだろう、私は音大生でも業界人でもないのだから…。一人でもお気に入りピアニストが見つかるといいのだが…(最近ほとんど遭遇してない)。
一応名前をあげておくと…。
ガスパール・ドゥエンヌ
クレア・フアンチ
ウラジーミル・ミシュク
エフゲニ・ボジャノフ
セドリック・ティベルギアン
ジョフロワ・クトー
エリッソ・ボルクヴァーゼ
エフゲニー・ザラフィアンツ
アレクサンダー・クリッヒェル
ヤン・リシエツキ
キム・ソヌク
おまけ:カティア・ブニアティシヴィリの演目を見て、思わず「アトラクション」という言葉を思い出して苦笑…(^^;)。
こんな(↓)プログラム。
ベートーヴェン…ピアノ・ソナタ第23番《熱情》
リスト…《ドン・ジョヴァンニ》の回想/スペイン狂詩曲
チャイコフスキー(プレトニョフ編)…バレエ音楽《くるみ割り人形》
ストラヴィンスキー(アゴスティ編)…バレエ音楽《火の鳥》より3つの踊り
「アトラクション」については《『蜜蜂と遠雷』風変わりな感想文?》の中に少し書いた。『蜜蜂と遠雷』からの抜き書きは下記。
「…最近のハリウッド映画はエンターテインメントではなく、アトラクションである」
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