ベートーヴェンのピアノソナタ第3番(第2楽章)の譜読みを始めてから1週間ほど。技術的には、それほど難しいところはないと思うのだが、前回のモーツァルトのこともあるので「油断禁物」である。
まだ「進捗」というほどの進展はないのだが、何となくの進み具合や問題点(不安材料)をざっと見てみる。
一応、全体を譜読みして、指使いもほぼ確定した。が、まだ曲全体が感覚的につかめてない感じである。構成とかもあまり考えずに練習しているせいなのかも知れない。そのうち「なんちゃってアナリーゼ」をやって、ブロック分けをすれば少しはつかめてくると思う…。
ちょっと気がかりなのは、何となく譜面が頭に入ってこないこと。いつもなら、少なくとも冒頭部分(↓)くらいは自然に「暗譜」してしまう頃なのだが…。
気のせいか、「暗譜」しにくい曲なのかも知れないと思い始めている。上のA部分はまだいいとして、次のB部分は、微妙に移り変わるアルペジオの音の構成が頭に入りそうな気がしない。「指で覚える」のか?それも私の場合は難しそうだ。
B
もう一つの気がかりは、脱力!「ラクに弾く」がまったくできてない感じ…。
左手小指がまだ不安なので、左のオクターブのベース音は小指をはしょって指一本で弾いたりしている。で、とくにB部分は右手を中心に練習しているのだが、気がつくと、練習のあとに右手の指が少し痛いのだ…(^^;)。
難しい和音を押さえているわけでもなく、届かないところを無理に指を広げたりもしていない、はずなのだが…。原因がつかめていないだけに「基本の脱力」問題かも知れない…とやや不安になっているところである。
で、一番の課題は、予想通りではあるが、B部分の左右の手の交差部分。右手がアルペジオを安定して弾き続けながら、左手で高音部分を弾くところである。問題点を少しだけ整理してみると…。
「左右の交差」がけっこう苦しい形になる、つまり弾きにくい。なんとか楽な姿勢を見つけなくてはと思っている。指が力んでいるのは、この無理な姿勢にも原因があるのか…な?
それと、左右が交差しただけで頭の中が混乱するようで、簡単なフレーズ「ミレドシラ」の下降音型などが簡単に弾けない。左脳と右脳の関係?なんてことはないのだろうが、楽譜を見て鍵盤を見て、あれっ?みたいな感覚がないわけではない。
弾き方としての課題は左右の音量のバランス。左手をちゃんと聴こえるように鳴らそうとすると、右手がつられて大きくなる。これを何とかしなくては…。まぁ、慣れの問題もあると思うので、もう少し練習が進めば何とかなるだろう…?
それから、ペダル。いま使っている楽譜では、場所によってペダルの踏み方を変えるようになっている。つまり何パターンかある。これが私にとってはけっこう難しい。これは練習するしかない。
ということで、当面の練習の方向としては…。
まず、A部分は暗譜してしまおうと思っている。合わせて、念のために和音(重音)が続く部分での脱力の確認をするつもりだ。
それからB部分については、右手アルペジオを「ラクに弾ける」ようにすることを最優先しようと思う。そうすると音量も安定してきて、小さな音でもきれいな音が出せて、左手につられて大きくなることも減るかもしれない。
それと「左右交差」をうまく弾くコツをいろいろ試しながら探してみたい。いま(この記事を書きながら)気がついたのだが、もしかすると肩に力が入っている?肩が上がっている?そんな気もしてきた。次の練習で確認してみよう…(^^)!♪
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