✏️Just in: Martha Argerich is shut out of Ravel museum
February 5, 2017 by norman lebrecht
全文:
Le Figaro reports that the pianist and her ex-husband Charles Dutoit were refused entry to the composer’s museum, which is at the centre of a testamentary dispute.
Le Belvédère, Maurice Ravel’s former home that became a museum Photograph: DR Les Amis de Maurice Ravel © RMN-Grand Palais |
あまり気にしてなかったのだが、今度は The Guardian に「ラヴェル博物館の閉鎖」に関する記事(↓:上記写真も借用)が出ていた。
✏️The closure of the Ravel museum would be an act of cultural sabotage
この写真を見て思い出したのだが、以前『音楽家の家: 名曲が生まれた場所を訪ねて』という本を読んだときに見た、ラヴェルが暮らした家「見晴らし台(ベルヴェデール)」のことだったのだ。
→《「音楽家の家」名曲が生まれた場所の写真集》
記事によると、ラヴェルがこの家でオペラ「子供と魔法」を作曲した時の雰囲気が残る、なかなかいい場所らしい。クラシック音楽家だけでなく、バート・バカラックやマイルス・デイビスも賞賛したとある。
そのラヴェル博物館 "Le Belvédère" が、何の前ぶれもなく突然「閉館」になったらしい。公式の「理由」としては「水による損傷?(water damage)」ということになっているが、どうもいろいろとウラがありそうだ。
ラヴェルの遺産を相続した弟の周辺のトラブルとか、最近博物館から物がなくなっている(盗まれた?)とか…。難しい内容の英語なので、細かいところはよく分からないが…(^^;)。
理由はどうであれ、せっかく残されていた音楽界のレガシーが、もしかすると存続の危機に瀕しているかもしれないというのは、本当に悲しいことだ。
フランス政府か誰か、何とかしてやれないのだろうか?
ちなみに、公式サイトと思われる下記には、まだ(日本時間 2017/02/09 22:20 時点で)「閉館」の案内は出てないようだ。
観光スポットとしても魅力的だと思うのだが…。旅行の口コミサイトにはこんな書き込み(↓)もある。
「ラヴェルの家に彼が作曲をしたであろうグランドピアノがあります。また自由に弾いても良いらしく、触らせていただきました!観光客も無く、フランス人の友人と二人きりで係りの若い女性が隅々まで案内してくれました。…」
「ガイド付見学のみ、最大7名まで(要予約)」ではあるが、ラヴェルのピアノを弾くこともできたみたいだ。アルゲリッチは触らせてもらえなかったんだろうな…(^^;)。
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《「音楽家の家」名曲が生まれた場所の写真集》
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