トレモロは「回転」をうまく使うこと(↓)!までは分かっているのだが…。
なかなか上達しないので、練習方法やヒントを探してみた。今回、それを元にした攻略法を考案した。
ついでに、回内(pronation)・回外(supination)という言葉も覚えた。それぞれ、親指側・小指側への回転を指す。
ヒントにしたのが Graham Fitch 先生のレッスン動画。
以前、和音の弾き方などで何度かお世話になっている。そのときの関連記事リンクを文末にまとめてある。
で、今回参考にしたのは「前腕の回転」と「ジャンプ&ポジション移動」という2つのテーマ(4つの動画↓)。
内容を紹介すると長くなるので(英語なので聞き取りに時間もかかるので…(^^;)…)、結果としての「攻略法」を簡単にまとめてみる。
①1拍分のトレモロ16分音符を回転で弾く間に手首を少しずつ上げる
(この間、左手の小指を少し強めに弾くよう意識する)
②その最後の打鍵は回転を伴って上方へリリース(脱力)
③素早く次のポジションへ
ポイントは、最初の16分音符のみ down 動作、あとは up 動作で弾くこと。最後は、次へのジャンプのつもりで。
ポジション移動は "quick cover" という練習方法を使う。
これは、1拍分のトレモロ16分音符を弾いたあと、素早く次の音にジャンプして鍵盤の表面に指を着地する(打鍵しない)練習。これを繰り返す。
シューベルトの「難所2」の例で言えば、シの16分音符 4個を弾いて♯ソのオクターブに着地、♯ソの16分音符 4個を弾いてシのオクターブに着地、…といった感じ。
で、着地目標を目で確認したいのだが、どのタイミングでどこを見るのかまではこの動画では教えてくれない。両方見ることのできない場合もあるので、最後は「体感」?らしい。Fitch 先生も目をつぶって練習したりするそうだ…。
私の場合、「難所2」では、次のオクターブの真ん中?、左手と右手の親指でできるオクターブ(の真ん中)あたりを見るようにしている。
ちなみに、オクターブのトレモロの例として「悲愴ソナタ」がほぼ定番になっていることを発見した。
以前「悲愴ソナタ」を練習したときの記事(↓)を読み返すと「隠れた難所」などと書いているが、むしろ「公然の難所」と言った方がよさそうだ…(^^;) 。
さて、この方法でなんとか早く克服できるといいのだが…。(もう一つの難所「付点」というのもあるし…)
【関連記事】
《シューベルトのソナタ14番:1月末の状況…》
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