シューベルトの即興曲 Op.142-2 を練習し始めてから、気がつけばもう3週間近くが過ぎている。暗譜はだいたいできているが、難所のクリアと課題の進歩は今ひとつ、というところである。
課題としてあげた3点について点検してみる。
①右手和音の旋律出し+歌う(A部分)
②アルペジオ+際立たせる音(C部分)
③小さい音でもくっきり(全体)
①の、連続和音で一番上のメロディーを際立たせる。かつ、柔らかい小さな音でしっかり出す。…というところはなかなか出来ずに苦戦している。が、これはもう少し練習するしかない。
③の p や pp の部分でくっきりした音を出すのは、主に①のメロディーと②のアルペジオの前半(長調)の p 部分。①は時間がかかりそうなので、まずは②のアルペジオを練習中。
そのアルペジオ(Trio)部分、始めた頃に比べれば当然少しは弾けるようになってきたと思う。のだが、やや難所らしきところ(下記:66〜68小節)がひとつ見えてきた。
ここは、音が跳ぶうえに、右手と左手が離れていて、両方を見ることができない。
この部分を一生懸命弾いていると、体がいつの間にか右手の方に寄っていて、左手のポジショニング?がいっそう難しくなっている(要はミスタッチ)。現在、その辺りを矯正中。
体を真ん中にキープしながら、両方の手をケアしながら弾くようにしている。あとは、ポイントとなる音を見つけ、どの音でどちら(左右)の鍵盤を見るのかを決めると、もう少し楽に弾けるのだろうと思う。
右手のアルペジオ自体は、弾く前から指を広げて(準備して)いることと、弾いた後も指を広げた状態で固まっているという、以前からの悪いクセが邪魔をしているようだ。
これは、「横方向の脱力」が出来ていないということ。打鍵の前後での広げる力をゆるめることがうまくいっていないのが原因だ。ゆるめると、音を外す確率が上がってしまうため、どうしても広げた状態から始めたくなるようだ。
ついでに言うと、3連符のなかで縦方向の(普通の)脱力も意識している。最初の音符以外でふわっと力を抜く意識である。
…ということで、アルペジオ部分はあと一息なのだが、その「あと一息」がなかなか進まないのだ。まぁ、いつものことではあるが…(^^;)。
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