シューベルトのピアノソナタ全 21曲を順番に聴いていく…というのを開始した。今日は第1番 ホ長調 D 157。シューベルト 18歳のとき(1815年)の作品。
初期ソナタは未完のものも多く音源が少ないのでは?…と心配したが、どうも杞憂だったようで、いい演奏をいくつも見つけた ♪
Allegro ma non troppo、Andante、 Menuetto の 3楽章が残されている。第3楽章がロ長調のスケルツォとなっており、主調であるホ長調の第4楽章が欠落していると考えられている。
聴いた印象としても、最後(第3楽章)の終わり方にやや物足りなさを感じる。
初期作品という初々しさも感じるが、随所に(のちの)シューベルトらしさを感じることができ、何度も聴いているうちになかなかいい曲なのではと思えてきた。
転調も含めて次の展開が予測できないようなところもあり、シューベルトらしく歌うところもあり、和音の連打も出てきたりもする…(^^)♪
《シューベルトのピアノソナタ「全集」を録音しているピアニストたち》で調べたときに、「全集」ではないソナタ集で、舘野泉さんやラドゥ・ルプーがこの第1番を取り上げているのが印象に残った。地味に?人気曲なのかも知れない…?
気に入った演奏がいくつかあったので、順不同で並べてみる。
アルカディ・ヴォロドス(Arkadij Volodos、露、1972 - )の演奏は、メリハリの付け方、フレーズの歌い方、和音のアーティキュレーションなどシューベルトらしさをよく表現した(…と私が勝手に感じた…(^^;)…)名演だと思った。第2楽章のしっとり感もいい ♪
(トラックNo. 1〜3)
ラドゥ・ルプー(Radu Lupu、ルーマニア、1945 - 2022)のダイナミックなピアノの響きと音楽の流れもいい感じだ。第2楽章も美しい ♪
♪ ラドゥ・ルプー プレイズ・シューベルト:アルバム
(トラックNo. 31〜33)
エリザーベト・レオンスカヤ(Elisabeth Leonskaja、ジョージア、1945 - )さんの演奏は最初に気に入ったもの。聴き直してもなかなかいい感じ ♪
(トラックNo. 1〜3)
舘野泉(1936 - )さんのややおっとりした?シューベルトも、これはこれで私の好みに合っている。音がとても美しい ♪
(トラックNo. 21〜23)
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