6月終わりにピアノ音楽鑑賞のテーマにモーツァルトのピアノ協奏曲を選び、そもそも何曲あるのかを調べ、1週間ほど前に 30曲(番号付き 27曲+K.107 の 3曲)を聴き終えた。
色んなピアニストの名演奏も見つかり、なかなかに楽しい時を過ごすことができた ♪ 初めて聴くピアニストはいなかったが、ベテランを含めて素晴らしい演奏が多かった。
オリジナルのソロ作品について、気に入った演奏のピアニストを並べてみる。2人ずつ挙げてみたが必ずしもベスト 2 という訳ではなく、印象に残った演奏を選んである。頭の数字は協奏曲番号。
- ブレンデル、内田光子
- ツァハリス、内田光子
- (3台ピアノ)
- リュカ・ドゥバルグ、ゲザ・アンダ
- ユジャ・ワン、チョ・ソンジン
- (2台ピアノ)
- 内田光子、ペライア
- レオンスカヤ、エッシェンバッハ
- バレンボイム、内田光子
- ブッフビンダー、ポリーニ
- バレンボイム、内田光子
- ラルス・フォークト、リーズ・ドゥ・ラ・サール
- アンデルシェフスキ、内田光子
- アルゲリッチ、内田光子
- ポリーニ、ブレンデル
- ピリス、藤田真央
- ラルス・フォークト、ピリス
- バレンボイム、アンスネス
- レオン・フライシャー、レオンスカヤ
- アンデルシェフスキ、オラフソン
- ダヴィッド・フレイ、内田光子
- 内田光子、ピリス
- ピリス、ラルス・フォークト
上のリストで太字にした、レオンスカヤ、ポリーニ、レオン・フライシャー、ピリスの 4人は本当に素晴らしく、「感動」という言葉が大袈裟でなく使える演奏だと思った。
この歳になると(もうすぐ「後期高齢者」…(^^;)…)、音楽を聴いたり絵を見たりして感動することは少なくなってしまう。若い頃に比べると感受性が鈍るのか、いわゆる「耳が肥えて」聴き方が厳しくなるのか?…理由はよく分からないが…。
その耳(と心)を揺さぶる演奏を聴かせてくれた 4人に感謝したい ♪ それぞれの感想は聴いた直後に書いた記事(↓)に任せたいので、ここではご紹介のみ…。
改めてこの 4人の顔を並べてみてみると、ベテラン、大ピアニストばかりになっている。個人的には若手ピアニストの新鮮な演奏も好きなので、一人くらい若いピアニストがいて欲しかった…という気もするが、まぁ、この結果は妥当だろうとも思う。
ただ、ポリーニだけは若いとき(34歳)の演奏ではある。冒頭の写真もその頃のもの。
この 4人以外にも、もちろん素晴らしい演奏を聴かせてくれたピアニストは大勢いる。登場回数で言えば、内田光子さんが多いかも…。私の好みが反映されている…(^^;)?
私のお気に入りピアニストもいい演奏を聴かせてくれた。
リュカ・ドゥバルグ(8番)、ラルス・フォークト(16番、21番、27番)、アンデルシェフスキ(17番、24番)、アルゲリッチ(18番)、バレンボイム(13番、15番、22番)、藤田真央(20番)、などなど…。
モーツァルトのピアノソナタ全曲の素晴らしい演奏を聴かせてくれた藤田真央くんについては、期待値が高いだけにやや物足りなさも感じた。いずれ、感動させてくれる演奏を届けてくれると期待している ♪
私のイメージからすると、ちょっと意外な(と言っては失礼かも知れないが…)素晴らしい演奏を聴かせてくれたピアニストたちもいた。
第9番「ジュナミ」のユジャ・ワンとチョ・ソンジン。とくに、ユジャ・ワンについてはモーツァルトというイメージがあまりなかったので…。
そして、以前聴いたときにはあまり感心しなかったリーズ・ドゥ・ラ・サールも第16番でいい演奏を聴かせてくれた。見直した…というか、最初に聴いたときに分からなかった自分を反省すべきかも…(^^;)。
今回は、新しいピアニストとの出会いがなかった。
ピアノ音楽鑑賞の楽しみとしては、いい演奏を聴いて楽しむことと、新しいピアニストの発見だと思っているので、そういう意味ではちょっと残念だった。
でも、モーツァルトのこれまで聴いたことのない作品も含めて、すべてのピアノ協奏曲を聴いて、モーツァルトに対する親しみがより強くなったし、ほんの少しではあるが、彼の音楽に対する理解も深まったのではないかと思う。
充実した 3カ月をもたらしてくれたモーツァルトとピアニストたちに感謝…(^^)♪
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