2024年8月20日火曜日

▼次のピアノ練習曲はモーツァルトの「幻想曲とフーガ」K.394 のフーガに挑戦 ♪

モーツァルトのピアノソナタ第 3番第 2楽章の練習を終わって、もう 1曲くらいモーツァルトをやろうかと、ウチにあった古い楽譜、春秋社の『モーツァルト集 3 (世界音楽全集ピアノ篇) 』で変奏曲を試し弾きしていたのだが、変奏曲はやはり難しい。

で、この中にあった「幻想曲(前奏曲)とフーガ ハ長調 K.394」がちょっと面白いかな?…と思ったのだが、幻想曲の方はとても歯が立ちそうもない。

…ので、このフーガに挑戦することにした。これも難しそうだが、モーツァルトの作ったフーガに興味が湧いてきたので、まぁ、何とかなるだろう…(^^;)?




念のため、28段階難易度を確認してみた。《難易度別ピアノ曲(上級 23-19)》の「22」のところに、ピアノソナタ K.310、変奏曲 K.354(「私はランドール」による12の変奏曲)と一緒に並んでいる。モーツァルトのソロ曲の中では一番難しいことになっている。

まぁ、難しいのは「幻想曲」の方だと信じて、フーガの方は「3声」だし、難易度はもう少し低いのでは?…と勝手に思っている…(^^;)。


この曲は、モーツァルトがバッハやヘンデルなどを研究していた頃、1782年に作られている。フーガが先に作曲されて、それに合わせて幻想曲が作られた。姉のナンネルに献呈されている。

「幻想曲」については、モーツァルト自身は「前奏曲」と呼んでいたようだが、1800年に出版されたときに「幻想曲」のタイトルが付けられたようだ。


ちなみに、PTNAピアノ曲事典で見ると、モーツァルトが作ったフーガ(ピアノ曲)はこれ以外にほとんどない。

断片や未完のものが 3つ(K.153、K.154、K.401)、2台ピアノのためのフーガ ハ短調 K.426 があるくらいである。

なのでこの作品は、モーツァルトがバッハのフーガを研究した成果の一つとして貴重なものであるかも知れない。


キット・アームストロングの演奏(YouTube 音源)がなかなか魅力的だ ♪

♪ Kit Armstrong | W. A. Mozart - Fantasia and Fugue KV 394

他にも魅力的な演奏がいくつかあった。聴き比べ記事は下記。



昨日から譜読みを開始していて、とりあえずは順調な滑り出し…なのかな? まずは全体の構成をつかんで、指使いも少しずつ決めて行きたいと思っている。



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