ダニール・トリフォノフの新譜が発表された。本人が「人生のほぼ半分を過ごした場所から生まれた音楽」と語る CD 2枚組のアルバム。
ガーシュウィンの「協奏曲へ調」とトリフォノフのためにメイソン・ベイツが作曲した「ピアノ協奏曲」を軸に、ジャズ、モダニズム、ミニマリズム、ポピュラー・サウンドトラックなど、アメリカのピアノ作品を通して、トリフォノフの「アメリカン・ストーリー」を辿るアルバムとなっている。面白そう ♪ 10月 4日発売予定。
💿My American Story: North/ Daniil Trifonov
1991年生まれのトリフォノフが、クリーヴランド音楽院に入学するためアメリカでの生活をスタートさせたのは 17歳のとき。アメリカは彼にとって「第二の故郷」となった。
今回のアルバムについて語ったトリフォノフの言葉(↓)。
「ただの作品集を録音するのではなく、私に語りかけてくる、お気に入りの作品を選んで集めました。アメリカ音楽に見られるさまざまなジャンル、側面、方向性を共有したかったのです」
「私はアメリカの異なるジャンルでピアノがどのように使われているかに興味があります。『この多彩なレパートリーは』多くの視点、スタイル、文化、場所、人々、ストーリー、表現を私に紹介し、私のアメリカ体験を形成し、満たしてくれました」
収録曲は下記の通り。二つの協奏曲のオーケストラはヤニク・ネゼ=セガンが指揮するフィラデルフィア管弦楽団。
- ジョニー・グリーン/アート・テイタム:I Cover the Waterfront(トリフォノフ編、ピアノ版)
- ガーシュウィン:協奏曲へ調
- コープランド:ピアノ変奏曲
- ヴィクター・ヤング/ビル・エヴァンス:When I Fall in Love
- ジョン・アダムズ:中国の門
- ジョン・コリリアーノ:ファンタジア・オン・オスティナート
- デイヴ・グルーシン:映画『ザ・ファーム 法律事務所』~メンフィス・ストンプ
- トーマス・ニューマン:映画『アメリカン・ビューティー』~テーマ
- メイソン・ベイツ:ピアノ協奏曲
- ジョン・ケージ:4分33秒(フィールド・ヴァージョン)
これ(↓)は先行配信された曲。
メイソン・ベイツ(Mason Bates、1977- )のピアノ協奏曲は、以前聴いたことがあるが、なかなか美しくノリのいい曲だ ♪
ちなみに、第 2弾 "My American Story: South" のリリースも予定されているようだが、どんなプログラムになるのか、楽しみだ ♪
Instagram に新譜を紹介しているトリフォノフの動画があった。曲目を並べているだけだが、なんだか嬉しそうだ ♪
参考:
✏️新作『My American Story: North』リリース決定!(Universal Music Japan)
✏️トリフォノフ/『My American Story: North』(HMV & BOOKS)
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