《Mozart ピアノ協奏曲第18番 K.456:アルゲリッチの名演奏、貴重な録音 ♪》
…のだが、実はアルゲリッチはモーツァルトのピアノ協奏曲をあまり録音(演奏)していない。ピアノソナタも少ないようなのだ。
その理由としては、アルゲリッチの師であったフリードリヒ・グルダが最も得意としていた作曲家がモーツァルトであったため…というのもあったようだ。
アルゲリッチは、「彼(グルダ)の演奏がある限り私は(モーツァルトを)弾かない」と語ったことがあったとのこと。
ピアノ協奏曲第18番を聴いて、もっとアルゲリッチの演奏を聴きたいと思った。さすがに 20番台のコンチェルトはもっと弾いているのでは?…と思ってざっと調べてみた。
その結果が下記(2台ピアノ/ 3台ピアノは除いてある)。20番台も第20番、第21番、第25番しか見つからなかった。録音年代順に並べている。
- 第21番:1960年9月5日(19歳)
- 第18番:1973年6月22日(32歳)オイゲン・ヨッフム/ バイエルン放送交響楽団
- 第19番:1998年 パドヴァ・ヴェネート管弦楽団
- 第20番:1998年 パドヴァ・ヴェネート管弦楽団
- 第20番:2013年3月 クラウディオ・アバド/ モーツァルト管弦楽団
- 第25番:2013年3月 クラウディオ・アバド/ モーツァルト管弦楽団
以下、上記の録音が収録されている CD。
なお、2台ピアノ用の第10番 K.365 と 3台ピアノ用の第7番 K.242「ロドロン」はときおり演奏しているようだ。CD も何枚か出ている。
上の 3つ目の CD にはラビノヴィチと共演した第10番も収録されている。
これを調べた後になって、アルゲリッチの音源を集めているサイトを思い出した。
これを見ても、私が見つけた曲以外の録音はないようだ。演奏(録音)回数が多いのは第20番(8回)で、続いて第25番。
また、ソロのピアノソナタで録音しているのは、第8番、第13番、第17番、第18番の 4曲だけのようだ。
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)は、ラビノヴィチ、キーシン、海老彰子、バレンボイム、ババヤン、ゲルナーなどとの共演で何度も録音している。
0 件のコメント:
コメントを投稿