今年の目標の "Mein Klavierbüchlein"(レパートリーブック)に入れる 2曲目の候補曲を、ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」の第1楽章にすることにした。
ちょっとベタ過ぎて?迷っていたのだが、イゴール・レヴィットの新鮮な演奏(解釈)を聴いて入れることにした。
聴いた演奏はこれ(↓)。
ここにたどり着くまでに、いくつかの演奏(著名ピアニストたちの)を聴いたのだが、どうしても「耳タコ」的な印象から逃れられない。
個人的な感想としては、もう少しスッキリした響きにならないのかなぁ〜?…という感じ。何となく、テンポが遅くて粘る感じの演奏が多いような気がする。
ところが、イゴール・レヴィットの演奏を聴いてハッとした。三連符をやや軽くして、高音部の旋律を際立たせるとかなり印象が変わるのだ。低音部の音量が控えめなのもいい ♪
あとで気がついたのは、この曲は 3つの声部(パート)で構成されていて、高音部の旋律と三連符の伴奏と低音部を、レヴィットは意識して弾き分けている(音色も変えている)のではないか?…ということ。
このバランスを保ちながら、三連符の存在感も維持しながら、ほぼ右手の小指だけでこのシンプルな旋律を弾くのは相当に難しいとは思うが、ちょっと挑戦してみたくなった…(^^)♪
…という訳で、今日からは本気モードで練習を始めようと思っている。
この曲は、学生時代にお遊びで弾いていたことはあるが、まともに練習したことはない。真面目にやれば多分弾ける(音は押さえられる)とは思っていたが、本気でやるとたぶん色々とボロが出そうな気はしている…(^^;)。
でも、ここ 2日ほど試し弾きした感じでは、頑張れば通して止まらずに弾けるようになるのでは?…と楽観している ♪
ちなみに、このソナタの第2楽章は 2021年の秋に練習している。
本当は第3楽章を弾きたいのだが、難易度が高すぎてまぁ無理だろう…。
それから、1曲目に選んだバッハの平均律第1巻第1番プレリュードは毎日 2〜3回の通し練習を続けていて、1回くらいは止まらずに弾けている。問題の「脱力」は鋭意努力中…(^^;)。
この曲も、聴き慣れ・弾き慣れしていると思うのだが、意外に「耳タコ」的な感じはない。バッハの曲にはそういうところ(いつ聴いても新鮮?)があるのかも…?
でも、一度いろんな演奏の聴き比べはやってみようと思う。
なお、これまでに練習した曲からの「レパートリー」探しは、今回は成果なし…。
ベートーヴェンのソナタ第31番第3楽章の「嘆きの歌」だけ弾いてみようかとも考えたのだが、難易度としても高いし、ここだけ弾くのもちょっとなぁ…ということで見送り。
…ということで、当面の練習メニューはこんな感じ(↓)になる。
- ハノン41番「ハ長調/イ短調/ヘ長調/ニ短調」
- バッハ:平均律第1巻第1番プレリュード
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
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