2022年5月17日火曜日

ピアノコンクールの話題:エネスク、シンメル、ラフマニノフ ♪

6月にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが始まるまでは、ネット経由でコンクールを楽しむのもお預けかと思っていたら、ジョルジュ・エネスク国際コンクールのオンライン審査がサイトで視聴できるようになっていた ♪

ついでに、いくつかのピアノコンクールをチェックしてみた。




ジョルジュ・エネスク国際コンクール/ ピアノ部門の演奏が試聴できるのは下記のページ。35人のコンテスタントがオンライン(ビデオ)審査に応募した動画のようだ。



あまり知っているピアニストはいないが、日本人の名前が 3人ほどある。この 3人も初めて聞く名前だが、とりあえず演奏を聴いてみた…。この中では岸本くんがいい感じかな?

Ayumi Hirata(平田歩)
Ryunosuke Kishimoto(岸本隆之介)
Miki Ueda(上田実季)

この 35人から 12人が選ばれて、 9月15〜18日にルーマニアで開催されるセミファイナル、ファイナルに進むことになる。結果発表は 5月31日の予定。


二つ目のコンクールは、"The World of Piano Competitions" という雑誌の最新号(✏️Piano Street Magazine から無料でダウンロードできる)で知った「シンメル国際ピアノコンクール」というコンクール。

✏️INTERNATIONAL SCHIMMEL PIANO COMPETITION 2022


これを取り上げた理由は二つ。

一つは、"Schimmel" というのがピアノのメーカ(ブランド)名で、何とドイツで最大のピアノメーカであること…を初めて知った…(^^;)。

1961年から25年間、プレイエルのピアノを生産したこともあったようだ。ただ、現在は中国のパールリバー・ピアノグループの傘下に入っているらしい。


…ということで、このコンクールは「Shigeru Kawai 国際ピアノコンクール」のドイツ版みたいなものかも知れない。2021年に始まったので、今年が 2回目。

現在募集中(〜5月31日)で、本選は 9月23〜24日にドイツの Braunschweig(ブラウンシュバイク、シンメル社の本拠地)のシンメルコンサートホールで行われる予定。

で、二つ目の理由は昨年の第一回で日本人(佐藤来夢さん)が優勝していること。


その演奏は YouTube(↓)で聴くことができる。



三つ目のコンクールは、ウクライナ問題で個人的には興味が失せている(世界的にも話題性がかなり小さくなっているような気もする…)のだが、6月に開催される第一回「ラフマニノフ国際コンクール」。本選出場者が発表になっていた。

記事は、単純に参加者の名前(ピアノ部門は 25人)を並べただけで、その国籍や年齢も書いてないシンプルなもの。


一応、写真が並んでいるページも用意されている(↓)が、ここにも何の情報もない。

✏️Participants / Piano


一応、名前をコピペしておく。名前から見る限り、ロシア人と中国人が多いのかな?★は知っているピアニスト、☆は写真に見覚えがある人。

去年のショパンコンクールのファイナリスト、Eva Gevorgyan もいる。優勝候補かも…?

Arseny Tarasevich-Nikolayev はタチアナ・ニコラーエワの孫のニコラーエフだと思うのだが、写真がずいぶん以前のものと違っている…(^^;)。

Ivan Bessonov
Qizhen Wang
Estefan Vergara Iatcekiw
Eva Gevorgyan
Lyubov Glazova
Alexander Klyuchko☆
Yao Lu
Philipp Lynov☆
Valentin Malinin
Xuanyi Mao
Victor Maslov
Fyodor Orlov
Ilya Papoyan
Gleb-Joseph Romanchukevich
Philipp Rudenko
Lingfei Xie
Dmitry Sin
Qianyi Xu
Arseny Tarasevich-Nikolayev
Alexey Trushechkin
Konstantin Khachikyan
Yixiang Hou
Boao Zhang
Yuanheng Zhu
Anton Yashkin



【関連記事】
《エネスクコンクール:ピアノ部門、セミファイナル以降は来年!》

《ジョルジェ・エネスクすごい!音楽祭・コンクール・管弦楽団・博物館…》


0 件のコメント: